異変 ページ23
その姿を優しく見守って居るとゴホゴホと咳が聞こえた。
fk『阿部ちゃん大丈夫？』
ab『だい、じょぶ…っゴホ』
ru『阿部ちゃん？』
大丈夫じゃないね。これは強制送還。
シャボン玉を片付け袋に入れて阿部ちゃんを抱き上げる。
ru『僕も抱っこ〜。』
片手に阿部ちゃん、もう片方にラウを抱き上げ室内に入る。
相変わらず混んでいる外来の人と人の間をくぐり抜け、エレベーターに乗り込む。
そしてまた小児科の階を伝え、押してもらう。
阿部ちゃんはゴホゴホと苦しそうに咳をしていてラウが心配そうに見つめている。
ru『阿部ちゃ、くるし？』
fk『大丈夫大丈夫。阿部ちゃんはお部屋に戻ったら良くなるよ』
時折ヒューと言う喘鳴も聞こえる。
かなり苦しそうで俺の肩に頭を預けてぐったりとしている。
エレベーターが止まれば急ぎ足でカードを通し病棟の扉を開け、ナースステーションに向かう。
mm『ふっか先生子沢山っすね 笑』
両手に抱える2人をみてそう言った目黒。
fk『親の気持ち味わえたよ 笑 。てかラウ頼む。阿部ちゃん発作出てんだわ』
mm『マジすか、了解っす。ラウおいで』
ru『めめっ！』
ラウももう目がトロンとしていて眠いのだろう。
久しぶりの外ではしゃぎすぎて疲れちゃったよな。
目黒にラウを預けて阿部ちゃんのマスクを外してあげ処置室に連れていく。
ab『んぅ…ここ、やっ…ゴホ、』
fk『嫌だねぇ、苦しいねぇ』
阿部ちゃんを抱きかかえたまま吸入の準備をし椅子に座り、阿部ちゃんを俺の膝に座らせる。
fk『はい、もくもくしようね』
ab『んん…っ』
首を振っているが構わず阿部ちゃんの口元に吸入器から伸びるマスクを当てる。
15分もすれば阿部ちゃんの咳は落ち着き睡魔に襲われている。
fk『眠い？』
ab『…ん…』
瞼が少しずつ下がっていき、遂に眠ってしまった。
吸入器の片付けはそこそこにまだ時折咳が出ているが部屋に連れていきベッドの頭を高く上げて阿部ちゃんを寝かせる。
あとで翔太に連絡入れとかないとな
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うた(プロフ) - ねんちさん» コメントありがとうございます！4は下書き中なので今日中に公開する予定です！もう暫くお待ちください！ (2020年6月21日 17時) (
レス) id: de1ba4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - 智loveさん» コメントありがとうございます！4は下書き中なので今日中に公開する予定です！もう暫くお待ちください！ (2020年6月21日 17時) (レス) id: de1ba4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
ねんち(プロフ) - 初めまして！！楽しくお話を読ませて頂いております。4のパスワード教えて欲しいです。よろしくお願い致します。 (2020年6月21日 15時) (レス) id: 9182de9983 (このIDを非表示/違反報告)
智love(プロフ) - 更新楽しみにお話読んでます！4のパスワード教えて頂きたいです！よろしくお願いします (2020年6月20日 22時) (レス) id: 1716b322de (このIDを非表示/違反報告)
うた(プロフ) - てっちゃん。さん» コメントありがとうございます！そうなんです、、治療直前に気づいてしまって後に引けなくて続けてます…笑 次からカテ入れちゃいます！ (2020年5月27日 18時) (レス) id: de1ba4cc53 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うた | 作成日時：2020年5月22日 0時
