大学生×社会人�� ページ27
貴方side
目を覚ますと病室だった
左腕にはぐるぐると包帯が巻かれていた
覚えはないけど、多分自分でやったんだろう
貴「失敗してるし、気まず笑」
自嘲気味に笑い、ぼーっと外を眺めていると
看護師さんが朝ご飯を持ってきてくれる
看「目が覚めた？」
貴「覚めたくなかった」
看「こんなことしちゃダメでしょ！」
まるで小さい子を叱るように怒られる
貴「疲れたんだろうね」
もはや他人事のように思える
看「だからってこんなことしちゃダメでしょ」
貴「だってもう何もできないし、誰も私のことなんて望んでないんだよ」
看「そんなことない。妹さんだって」
貴「そんなことあるよ」
貴「なんでも忘れて、働くこともできない。入院だってタダじゃない」
看「今は治すことだけ考えなきゃ」
貴「治んないのに？」
看護師さんに当たっても意味がないのに、
貴「ごめんなさい」
どうしようもない感情を閉じ込めるために、背中を向けた
鈴花side
すぐに家に帰る気にもなれず、少しだけ遠回りをして家に帰ることにした
いつもとは違う道を通ったからか、初めて見るお店が沢山あった
あ、美味しそう
そこにあったのは美味しそうなパン屋さんだった
昔からお姉ちゃんとパン屋にはよく行ってたことを思い出す
鈴「ないない、あんな人の事なんて知らない」
そんな思い出をかき消すように、隣にあったカフェでタルトを買って帰った
久「鈴ちゃん、おかえり」
鈴「ただいま。さっきはごめんなさい。これお詫びです」
久「ううん、私こそ。何買ってきたの？」
鈴「タルトです、美味しそうだったから」
久「ふふ、美味しそうだね。今から食べよう」
嬉しそうにお茶を淹れてくれる
タルトはすごく美味しくて、さっきまでの雰囲気をまるで感じさせないように甘かった
鈴「ねえ久美ちゃん、ここ出て新しい部屋探さない？実はずっと探してんだ〜、久美ちゃんの仕事場もっと近くなると思うよ」
久「そうだね。私もそろそろ一歩踏み出さないといけないのかもね」
鈴「今度の休み、不動産屋さん行きましょ」
久「うん。どんな部屋がいいー？」
鈴「んー、特にこだわりはないですね」
久「そうなの？私はね〜まず近くにスーパーがあって〜」
久美さんは結構考えて住みたいみたい
この部屋から出るタイミングで、じゃあバラバラに住もうねって言われる覚悟もできてたから、案外そのまま2人でってことになってて嬉しい
その週に内見を済ませ、引っ越しの準備に追われる2人であった
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しゅう(プロフ) - なつさん» 分かりました!ありがとうございます!書かせていただきますね！ (2021年7月10日 11時) (
レス) id: 3e9bf8b6aa (このIDを非表示/違反報告)
なつ - 食事会は、遊びに行った後に3人で夜ご飯を食べた設定でお願いします。 (2021年7月3日 13時) (レス) id: 18ebbb470f (このIDを非表示/違反報告)
なつ - ついでみたいになって悪いですが、食事会の後、ちゃんと関係者に許可をもらって齋藤トリオでグループの垣根を越えてのSHOWROOM配信をするのを見てみたいです。順番は食事会のと繋げなくてもリクエスト順で構いません。 (2021年7月3日 0時) (レス) id: 18ebbb470f (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - のんさん» べみほ最近かけてなかったので、ﾘｸｴｽﾄありがとうございます！書かせていただきます！ (2021年7月2日 23時) (レス) id: 3e9bf8b6aa (このIDを非表示/違反報告)
しゅう(プロフ) - るいさん» まさに今ですね！書かせていただきます！ (2021年7月2日 23時) (レス) id: 3e9bf8b6aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しゅう | 作成日時：2021年5月4日 0時
