眠り姫 (ページ10)

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(人1) side

さすがに夜までは陽菜がもたないし、
私も翔太も朝から仕事だからってことで、

グズってる2人を抱えて帰り道へ歩き出す。

陽樹「ぱぱぁ…？」

渡「んー？」

気になるものがあるみたいで、
ショップを指差してぐずり出すから

最後ね、ってお店の中に入っていった。

陽樹は翔太を連れて走っていってしまって、

コケないかな、なんて見てると

陽樹が翔太にこそこそってお話してるのが見えた。

疲れて既にこくこくと船を漕ぐ娘に

『なんだろねぇ』

と言うと奥から聞こえてくる独特の笑い声。

ここに渡辺翔太がいます！
って言ってるようなもんだよそれ、笑

って思ってると近づいてくる2人。

渡「…ふはぁ～っ、やばぁ！似てる似てる！
(人1)見てこれ、陽樹、これ何に似てんの？」

陽樹「がんたろ、いたよ？」

陽樹の手にはしっかりと握り締められる
101匹わんちゃんのパスケース。

がんたろ…

がん太郎？笑

本人は101匹わんちゃんじゃなくて
がん太郎を先に知ってしまってるから
なんの違和感もなく「がんたろ！」って嬉しそう。

『あー！似てるね！がん太郎だねっ、笑』

照くん見た目こんな緩くないけどね、、、
なんて言葉は隠して。

結局どうしてもがん太郎を離さなかったから
がん太郎もとい101匹わんちゃんは購入。

それだったら陽菜にもなんか買わないとだめだよね、てことで保育園用にシンデレラのコップを購入。

帰りは私が運転するよ、って
半ば無理やりハンドルを奪って車を走らせる。

バックミラーを見たら2人とも気持ちよさそうに寝てて

『見て、寝てるよ、かわいい』

って言ったもののなかなか動かないな、って

横を見ると同じ寝顔ですやすやと眠る翔太。

『ふふっ、ありがとね』

そっと頭を撫でてあまり揺れないように安全運転で残りの道を走らせた。

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翔太くん、入所15年おめでとうございます！

1年1年毎年契約更新してくれてるんだなあ…って思うと続けてくれる気持ちが嬉しいし何よりジャニーズの世界に入ってくれたことが嬉しいです。笑

これからもかっこよく、可愛い渡辺翔太くん、そして
最高の9人が見れること、楽しみにしてます。

2020.6.26