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(人1) side


ディズニーランドから帰ってきた次の日。


朝起きて、翔太を起こして、

朝ごはんを作って子どもを起こして準備して。


保育園に送った後、お昼の生番組に出るために
テレビ局に来た。






生放送前の打ち合わせが終わって楽屋に1人。
座っているときに感じた異変。




『…だるっ、』



マッサージに行ってすっきりして安心したのか、
子どもたちと遊んだ次の日に必ず出る熱と
同じ気怠さを感じた。


ちょうど生理が被ったのもあって
どんどん怠く暑くなってきて。




仕事はなにがなんでもやらなきゃ…っていう根気と
アドレナリンだけで2時間の本番を乗り越える。








収録が終わって挨拶して、改めて番宣をして、
楽屋に着く頃には息も苦しいほどしんどい。



早く帰りたい…



吸いたくても入ってこない息、

ガタガタ震える体に吐きそうな程の目眩。

サーって血の気も引いちゃって、

雪崩れるように椅子に座った。





やばいかも、




そう思ったときマネージャーさんが来てくれて。







立てる?って聞かれたけど返事もできなくて、

机に突っ伏して必死に息を吸うだけ。





病院に連れて行ってもらうタイミングで鳴った携帯は
事務所のトラブルによるマネージャー招集。







朦朧とする意識の中、

救急車呼ぶからねっ、って言われて、




いろんな人に迷惑がかかる、

撮られたら仕事に影響が出る、

保育園で子どもたちがいじめられるかもしれない、

翔太に心配かけれない。





口から咄嗟に出た言葉は、








いいからっ、






だった。








私の背中をさすりながらパニックになるマネージャーさん。



どうしよう、どうしようってずっと言ってて


大丈夫だよ、って言いたくても息が苦しい。









背中をさすられながら、









渡辺さん呼ぶからっ









って声が聞こえた気がした。

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作者名:じゅりな | 作成日時:2020年6月11日 19時

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