眠り姫

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(人1) side


翔太が企画してくれた新婚旅行も今日でおしまい。


ベッドの上にはSixTONESのみんながくれた2匹のウェディングベアが手を繋いで、夫の頭の下に敷かれてる。


昨日の結婚式でお酒を飲んでべろんべろんになった翔太は11時になっても爆睡。笑



昨日の夜は結局おんなじホテルに泊まってくれてた照くんと目黒くんが肩を持って運んでくれた。


みんなは個人の仕事で今朝の4時にホテルを出ちゃって、改めて時間がない中で、来てくれたことを嬉しく思う。


翔太も起こしたんだけど…ぐだぐたで寝てたから私だけ外に行ってお見送りしてきた。





『翔太、起きて、朝。帰る用意しないと』


渡「ん…今なんじぃ…」


『11時！お土産とか買いに行くから起きよ』


渡「もうちょっとだけ…」


『翔太、ありがとうね、旅行も結婚式も全部やってくれて』


渡「なに、急に」


『起きてたの。
…こんな時じゃないと言えないな、って思って』


渡「ん、楽しかった？」


『うん、すごい楽しかった。ありがとう』


渡「よかった、俺頑張った」




寝癖だらけのふわふわの頭を首筋にぐりぐり押し付けてくるからくすぐったくて。笑



『やめっ、、翔太っ笑』


渡「変な声出すなよ笑
あー、もう、目覚めた。」


『おはよう』


渡「おはよ」









翔太が起きて、

普段なら一緒に食べてくれなさそうな甘ーいパンケーキを食べて、

ショッピングモールでみんなへのお土産購入。



ブランドものが日本より安く買えるから、
Snow Manさんへのお土産はほとんど洋服。


私たちも何枚か服を買って。



私の友達や両親、業界のお友達にはハンドクリームや石鹸、チョコレートとかマカダミアナッツを買った。




最後に行ったのはホテルの横のビーチ。


夕方になりつつあるからか、少しだけ人が少なくて。





少しだけオレンジ色に染まった空と、
どこまでも広がっていく海を見ながら、



子どもが出来たら子どもも連れて家族で来ようね、


老後はこんなとこ住めたらいいねって、






遠い未来の話をしたんだ。

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