act.1 ページ3
真っ暗な中何も無い様な場所に建っている城のような建物。そこに向かう影が二つ。
一つは箒を使わず飛んでいるスネイプと背中から生えた少し赤みがかった黒い羽根で飛ぶ(名前)であった。
門の前につくと地面に降り結界をスネイプが杖で取り去って中へと入る。
中に有る階段を上がり目の前の部屋に入るとそこは物々しい雰囲気が漂っていた。
一番階段の近くに座るのは闇の帝王と呼ばれるヴォルデモート。
そして横向きに長机に座るデスイーター達が居た。
そこにはベラトリックスやマルフォイ一家も居る。
ヴォルデモート「セブルス遅いので道に迷ったかと思ったぞ、あぁ(名前)も一緒の様だな。前に俺様が居た時も一緒に居たな」
(名前)はスネイプの後ろからヴォルデモートの目だけを見ていた。
ヴォルデモート「来い、お前の席は空けてある」
ヴォルデモートに促されスネイプは椅子に座る。
(名前)はスネイプの後ろではなく登ってきた階段の近くで腕を組んで壁によりかかる。
ヴォルデモートもそれはあまり気にしていない様だ。
ヴォルデモート「情報は持ってきただろうな」
スネイプ「来る土曜日の日暮れに決行されます「私はそうは聞いておりません」
スネイプが言った情報はすぐさま他のデスイーターによって否定された。
「闇払いのドーリッシュが洩らした所によればポッターが動くのは今月の三十日、十七歳になる前の日です」
スネイプ「偽の、情報ですな…闇払い局は最早ポッターの保護に関わってはおりません、騎士団は我々が魔法省に潜入していると考えています」
「当たってるじゃないか」
一人のデスイーターの言葉によりその場に笑いが起きる。
だがそんな事は関係ないと(名前)はずっと眉間に皺を寄せながら話を聞いていた。
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作者名：コウ | 作成日時：2020年5月14日 23時
