△105△ ページ10
＜智side＞
・
・
パンッ
・
・
いきなり銃声がして
何事かと、慌てて振り返った瞬間…
・
俺の体に何かが、倒れこむようにして抱きついてきた。
・
・
智「えっ…ちょ、翔くんっ!?」
・
それはどう見ても翔くんで。
・
・
智「どうしたの!?今の弾…当たった…の？」
・
俺が彼の体を支えてそう問いかけても
翔くんの体はどんどん、ずるずると落ちていく。
・
・
でも…
翔くんからは、血がひと滴も垂れてない。
・
すると
銃を持ったままの男がにやりと笑う。
・
・
智「お前…っ…翔くんに何したんだよ!!」
・
俺の叫び声に答えたのは
氷の能力者の男。
・
・
「勝手なことしてくれたら、困りますよ………大丈夫、人体に影響はありません。体の動きを鈍らせただけです」
・
こいつ…
翔くんに何てこと…!!
・
・
智「しょ、翔くん…大丈夫？」
翔「智く…っ、体が…思う、よ…に、動かな…っ」
・
喋るのも辛そうな彼の手をぎゅっと握り締め
車の方に視線を向けると…
・
・
3人の、顔面蒼白といった顔が
視界に映る。
・
そんな、泣きそうな顔しないで…？
・
その、今にも飛び出して来ちゃいそうな衝動を
こらえて…？
・
俺らが何のために
自ら車から出てきたか……意味、無くなっちゃうじゃん。
・
・
「よそ見とは、随分余裕ですね」
・
そんな男の声が聞こえ…
ハッとして振り向いた時には…
・
・
さっき翔くんを撃ったのと同じ男が
俺に拳銃の銃口を向けている。
・
・
智「……!!」
・
慌てて、避けようとしても…時すでに遅し。
・
・
パンッ
・
さっきと同じ音がして…
肩に、チクリとした痛みを感じた。
・
・
智「…っ!?」
・
翔「さと、く…っ」
・
さっきの翔くんと同じように
俺も急に体の力が抜けて…
・
俺が抱えていた翔くんの体と共に
俺はその場に倒れ込んだ。
・
・
「ふふっ…無駄な抵抗なんて、しようとするからですよ？」
・
・
思うように体が動かなくて
地面にお互い折り重なるように倒れている俺らを
男は上から見下ろして、笑った。
・
・
能力を無理やり使おうとしても
今の針のようなものの効力がまだ強すぎて、使えない。
・
・
智「くっ…おま、…え!!」
・
男が合図して
周りにいた能力者たちに
俺らの体を抱えられる。
・
・
まずい、どうしよう…
・
そう思った時。
・
・
潤「2人を離せよ!!」
・
出ちゃダメって言ったのに…
ラッキー嵐♪
二宮和也
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 382人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
尚翔☆(プロフ) - さらしょうさん» ありがとうございます！そんな嬉しいコメント、私が泣きそうです!!バンビズの作品、更新めちゃ遅くてすみません…頑張りますねヽ(´▽｀)/ (2015年4月18日 23時) (
レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
さらしょう - こんにちは！もーいい作品すぎて何回も読み直して泣いています(泣)もう号泣nowです(泣)バンビズの方も見ています。これからもすてきな作品をつくってくださいね！ (2015年4月17日 22時) (レス) id: 2235e2d361 (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - タキさん» ありがとうございます＾＾長かったですね…申し訳ないくらい(# ﾟДﾟ)新作も大学始まったら、めちゃ遅くなりそうです…でも応援してくれると泣きそうなくらい嬉しいです、ってか泣きます(笑)頑張りますね！新作の方でも待ってます♪ (2015年3月25日 23時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
タキ - この展開だと、良い結末になりそうですね！尚翔さん、少しはやいけどこの作品の更新、お疲れ様でした！新作は松潤と翔ちゃんが刑事！カッコイイ作品になるでしょうね！ (2015年3月25日 10時) (レス) id: 6763fafb32 (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - ですよね〜！ほんとあのドラマは良かったです＾＾新作もうやりますよ〜次回でこの作品完結にするのでその時同時にヽ(´▽｀)/頑張りますね＾＾またコメントくれると嬉しいです！ (2015年3月25日 0時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年11月3日 0時
