△122△ 完結 ページ27
＜翔side＞
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潤「…じゃあ、俺らはそろそろ」
雅「もうちょっと、面会時間が長かったらなぁ…」
名残惜しそうに嘆く相葉くんを
松潤が引っ張っていく。
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潤「また明日来るよ」
翔「ありがと、待ってる」
和「ちゃんと寝ててくださいよ、おじさん方はね」
翔「誰がおじさんだよ！みんな、変わんねぇから!!」
智「そうだ、そうだー」
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相変わらずのニノ。
でも、本当に心配してくれてるのが分かるから。
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扉が閉まって、賑やかさが無くなると
やっぱり寂しくなる。
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翔「…ねぇ、智くん？」
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智「何？翔くん」
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ふわふわと笑う智くんは今…何を考えてるんだろう？
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翔「なんで、………嘘ついたの？」
智「…………」
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・
俺らの能力は
実は、まだ完全に消えてない。
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元と比べるとかなり弱くなったけど……ほんの少し使える程度には残ってる。
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智「……もう、俺らだけじゃないから」
翔「え？」
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智「これくらいだったら、言うほどでもないでしょ。もし、能力者がまだ存在してたら…俺らのこんな弱いチカラじゃ多分…倒せないだろうね。でも…」
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そうか。
・
翔「もう、大丈夫だね」
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俺の言葉に智くんはにこっと笑った。
智「うん。もう、平気だよ。………それにね、しばらくすれば……完全に消えると思うんだ」
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そうかも、しれない。
自分の中でも分かる。
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仄かに灯る光のように……ゆらゆらと…すぐに消えてしまいそうなチカラ。
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確かに、すぐになくなってるかもしれない。
・
・
翔「智くん。俺たちに、あの3人がいて…ホントに、良かったね」
・
たくさん泣いた。
たくさん苦しんだ。
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けど、3人がいたから…耐えられた。
・
バレた時は、人生の終わりだと思った。
軽蔑。
恐怖。
3人にそんな目で見られたら、耐えられるだろうか…？
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不安しかなくて。
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・
智「松潤。相葉ちゃん。ニノ。………みんな、俺らの誇りだね」
翔「うん」
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夕暮れもすぎて、暗くなった病室。
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お見舞いの品でもらったキャンドルに
俺のチカラで火をぽっと灯した。
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智「綺麗だね。すっごく綺麗」
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弱いけど、でも確かに強い……今までの全ての想いが詰まってるような光だ。
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翔「弱い自分に、お別れしよう」
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智くんは微笑んで、ふっと息を吹きかける。
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光は静かに、惜しむことなく消えた。
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・
Fin
ラッキー嵐♪
二宮和也
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尚翔☆(プロフ) - さらしょうさん» ありがとうございます！そんな嬉しいコメント、私が泣きそうです!!バンビズの作品、更新めちゃ遅くてすみません…頑張りますねヽ(´▽｀)/ (2015年4月18日 23時) (
レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
さらしょう - こんにちは！もーいい作品すぎて何回も読み直して泣いています(泣)もう号泣nowです(泣)バンビズの方も見ています。これからもすてきな作品をつくってくださいね！ (2015年4月17日 22時) (レス) id: 2235e2d361 (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - タキさん» ありがとうございます＾＾長かったですね…申し訳ないくらい(# ﾟДﾟ)新作も大学始まったら、めちゃ遅くなりそうです…でも応援してくれると泣きそうなくらい嬉しいです、ってか泣きます(笑)頑張りますね！新作の方でも待ってます♪ (2015年3月25日 23時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
タキ - この展開だと、良い結末になりそうですね！尚翔さん、少しはやいけどこの作品の更新、お疲れ様でした！新作は松潤と翔ちゃんが刑事！カッコイイ作品になるでしょうね！ (2015年3月25日 10時) (レス) id: 6763fafb32 (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - ですよね〜！ほんとあのドラマは良かったです＾＾新作もうやりますよ〜次回でこの作品完結にするのでその時同時にヽ(´▽｀)/頑張りますね＾＾またコメントくれると嬉しいです！ (2015年3月25日 0時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年11月3日 0時
