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＜雅紀side＞
・
・
和「………リーダー？翔、ちゃん……」
・
ニノがか細い声を出した。
・
全く動かない2人。
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・
人形のように投げ出された体は
傷だらけで、痛々しい。
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生気も…感じられない。
・
・
潤「……まさか、そんな…っ」
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頭の中をよぎる、絶望。
……間に合わなかった？
・
視界が元に戻って
ただ、倒れた2人の姿がそこにある。
・
俺らの周りに、敵となる奴らも、一般人たちも
たくさんいるのに……誰ひとり動かなかった。
・
いや、動けなかったんだろう。
この悲惨な、現実に。
・
・
雅「…リーダー、翔ちゃん…っ」
・
俺たち3人は、少しだけ痛む体に鞭打って
2人の所に少しずつ歩み寄った。
・
・
潤「……起きて、翔さん…」
和「起きろよ、大野さん!!」
・
2人がそれぞれに呼びかけた。
俺は2人の様子をじっと見る。
・
でも、2人はピクリとも動かないんだ……
・
・
雅「……なんで……無の力が…中断されたと思ったのに」
和「もしかして、途中で俺らが割り込んだことが余計にダメだったのか…」
・
もしそうなら、
むしろ俺らが2人を―――!?
・
潤「そんなわけ無い…!!現に、無の力が途中で止まったんだ。世界中の能力者たちがどうなったのかは分からないけど……」
・
どちらにせよ、あのままじゃ
2人は死んでた。
・
こんな世界のために
あんなふざけた政府の人間たちのために
2人が命を落とすところだった…
・
・
和「……死んで、ない……だって、まだ生きてるって……感じるよ」
・
ニノの声に松潤もうなずいた。
・
と、その時。
・
「皆さん！」
・
俺らの後ろから捜査員が駆け寄ってくる。
・
「ひとまず、2人を本部に運びます！そこなら、適切な治療を施せますから！」
潤「2人はまだ死んでませんよね？」
・
捜査員は松潤の問いかけに言葉を詰まらせた。
「…僕にも、分からないんです。無の力なんて、僕ら能力者でも未知な領域…誰にも分からないですよ」
・
和「…そう、ですか」
・
どうか、生きていて欲しい。
俺らには、2人がどうしても必要だから…
・
すると、瞬間移動能力者がやってきた。
・
「皆さん、後のことは捜査員たちに任せましょう。我々は、本部に！」
・
その言葉と共に
覚えのある浮遊感を感じた。
・
それと同時に、景色が変わる。
・
・
本部の立派な医務室。
・
そこに寝かされている2人があまりにも儚くて、怖かった。
ラッキー嵐♪
二宮和也
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尚翔☆(プロフ) - さらしょうさん» ありがとうございます！そんな嬉しいコメント、私が泣きそうです!!バンビズの作品、更新めちゃ遅くてすみません…頑張りますねヽ(´▽｀)/ (2015年4月18日 23時) (
レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
さらしょう - こんにちは！もーいい作品すぎて何回も読み直して泣いています(泣)もう号泣nowです(泣)バンビズの方も見ています。これからもすてきな作品をつくってくださいね！ (2015年4月17日 22時) (レス) id: 2235e2d361 (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - タキさん» ありがとうございます＾＾長かったですね…申し訳ないくらい(# ﾟДﾟ)新作も大学始まったら、めちゃ遅くなりそうです…でも応援してくれると泣きそうなくらい嬉しいです、ってか泣きます(笑)頑張りますね！新作の方でも待ってます♪ (2015年3月25日 23時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
タキ - この展開だと、良い結末になりそうですね！尚翔さん、少しはやいけどこの作品の更新、お疲れ様でした！新作は松潤と翔ちゃんが刑事！カッコイイ作品になるでしょうね！ (2015年3月25日 10時) (レス) id: 6763fafb32 (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - ですよね〜！ほんとあのドラマは良かったです＾＾新作もうやりますよ〜次回でこの作品完結にするのでその時同時にヽ(´▽｀)/頑張りますね＾＾またコメントくれると嬉しいです！ (2015年3月25日 0時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年11月3日 0時
