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＜智side＞
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「……世界を救えるのは、あなた方2人だけなんですよ。大野さん、櫻井さん」
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瀬村さんがそう言いながら
俺と翔くんを見つめてくる。
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「ひどいことを言ってると、十分承知しています。他に方法があるならば、もちろんそちらを優先します。………でも、我々が考える限りでは…もう、方法は……」
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本当に
残された道は…これしかないのかな。
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俺たちが死なないと
世界は平和にならないのだろうか…？
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俺たちは一生…
幸せになれないの………？
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和「俺は認めませんよ!?世界のために、大野さんと翔ちゃんが死ぬなんて…!!」
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翔「……ニ、ノ…」
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立ち上がってそう叫ぶニノを見つめる
翔くんの瞳は…
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涙でゆらゆらと揺れている。
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和「世界が平和になったって……2人がいなければ、俺は生きていけない……これから先、一生苦しむことになります……その前に、空っぽになった心のやり場に困って…死にたいとまで、思うかもしれない……」
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ニノ…
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お願いだから…そんなこと、言わないでよ。
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そんなこと言うから
余計に、俺らの覚悟が消えていく…
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和「……確かに、この世界中の人々の命は…物凄く大事です。一人一人の命は、何にもかえられない…大切なものです。でもそれは……
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・
リーダーと、翔ちゃんも……同じなんですよ？」
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ニノの目から、つーっと涙が滑り落ちる。
綺麗だと、思った。
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・
和「……俺は。2人が死んで世界が平和になるよりも…、世界の危機を世界全体で受け止める方を……選びます。たとえ、俺らみんなが死んだって」
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ニノの言葉に
瀬村さんの目がつい、と細められる。
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険しさを帯びたその表情に臆せず
ニノは彼を睨み返す。
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雅「……俺も、ニノに賛成」
潤「………あんたらの考えは、間違ってるんだよ」
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2人もそうつぶやいた。
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・
彼らの言葉を聞いて
翔くんの目からも涙がポロポロとこぼれてる。
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どうして、この3人は
こんなにも強いのだろう…？
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俺らさえ、決意すれば
助かるんだよ？
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俺らさえ、犠牲になれば
世界中の人々や、3人も…平和に生きていけるのに。
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・
それなのに
3人は。
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・
世界よりも
俺らを………選んでくれるっていうの―――？
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・
俺の視界が、涙でぼやける。
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・
みんな…馬鹿だよ。
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尚翔☆(プロフ) - 翔実さん» 名字は…(･･;)ご想像にお任せします(^_^;)ただ昔は同じでしたが、今はそれぞれの名前です！あまり名前を変えるのが嫌なので…そういう設定で（汗）ちゃんと決めてなくてすみませんm(_ _)m (2013年11月25日 22時) (
レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
翔実 - あの、双子の名字って何ですか？ (2013年11月24日 23時) (レス) id: ecf7e771ed (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - みややさん» ありがとうございますヽ(´▽｀)/楽しみにしてくれているのに、更新遅くて…本当に申し訳ないです(>_<)頑張りますね＾＾ (2013年10月7日 20時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 夜遅くに申し訳ありませんッｍ(＿ ＿;)ｍ 更新お疲れさまです( ・´ω｀・ 本ッッ当に内容が面白くって、とにかく最高です！これからも楽しみにしてます♪ (2013年10月6日 23時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - サトシックさん» はじめまして！ありがとうございますヽ(´▽｀)/更新遅いですが…それでもよければ(笑)いつでも来てください＾＾ (2013年10月6日 21時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年8月25日 0時
