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＜和也side＞
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今、翔ちゃん何て…？
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雅「し、ぬ……？」
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相葉さんの、上ずった声が聞こえる。
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しん…と静まった部屋の中
ずっと大野さんと会話をしていた男が
ふっと笑った。
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「そんなに睨まないでくださいよ。……何も言ってないじゃないですか」
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智「そういうことだろ！遠回しするなよっ」
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男の言葉に
大野さんが悲痛な声で叫ぶ。
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潤「ちょっと、待ってよ！死ぬって…リーダーと翔さんが？どういうこと？」
雅「そ、そうだよ……説明してよ」
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2人が震えた声を出す。
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・
リーダーはぐっとこらえるように
言葉を飲み込み
翔ちゃんは何かに耐えるように、うつむいてる。
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分かんないよ。
死ぬってなんで…？
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急に話の展開についていけない…
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・
俺らの質問に答えたのは
リーダーでもなく翔ちゃんでもなく…
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・
さっきからずっとしゃべってる瀬村さんだった。
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「そういう定めなんですよ」
・
和「定め…だって？」
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「“無の力”。それは神子しか持たない力。大野さんが操る神水の力で…世界中の能力者の能力を洗い流し、櫻井さんが操る神火の力で…洗い流した能力者の能力を蒸発させて消す。……そういうイメージで思い浮かべていただけたら、わかりやすいかと」
・
和「能力の説明は分かりましたから。……定めというのは？」
・
たらたらと説明する瀬村さんに
苛立ちを抑えきれずに、急かした。
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「ただし、その“無の力”を使うには…代償が必要です」
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………『代償』。
・
その言葉に
ドキッとする。
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まさか……？
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「そうです。……『神子の命』、それこそが…………代償なんですよ」
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思考が、止まる…
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嘘、だよ…
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まさか、この政府の奴ら
これを知ってて…
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大野さんと翔ちゃんに
無の力を使えって言ってんの……？
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潤「あんたら……何、考えてんだよ」
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潤くんが唖然としたまま、そうつぶやく。
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雅「なんで…っ!!リーダーと翔ちゃんが死なないといけないんだよっ!?そんなの、認めない…っ！」
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耐え切れなくなった相葉さんが
立ち上がって、瀬村さんに言い放った。
・
・
そんな瀬村さんは
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「あなた方は、黙っていてください？」
・
そう言う彼の視線がとてつもなく鋭くて…
・
・
その絶対的な威圧感に
苛立ちがさらに積もっていくだけだった。
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尚翔☆(プロフ) - 翔実さん» 名字は…(･･;)ご想像にお任せします(^_^;)ただ昔は同じでしたが、今はそれぞれの名前です！あまり名前を変えるのが嫌なので…そういう設定で（汗）ちゃんと決めてなくてすみませんm(_ _)m (2013年11月25日 22時) (
レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
翔実 - あの、双子の名字って何ですか？ (2013年11月24日 23時) (レス) id: ecf7e771ed (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - みややさん» ありがとうございますヽ(´▽｀)/楽しみにしてくれているのに、更新遅くて…本当に申し訳ないです(>_<)頑張りますね＾＾ (2013年10月7日 20時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 夜遅くに申し訳ありませんッｍ(＿ ＿;)ｍ 更新お疲れさまです( ・´ω｀・ 本ッッ当に内容が面白くって、とにかく最高です！これからも楽しみにしてます♪ (2013年10月6日 23時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - サトシックさん» はじめまして！ありがとうございますヽ(´▽｀)/更新遅いですが…それでもよければ(笑)いつでも来てください＾＾ (2013年10月6日 21時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年8月25日 0時
