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＜智side＞
・
・
予想していた通りの、シナリオ。
・
もう、後には戻れない…
・
・
部屋にいるのは
総理大臣や国務大臣…
完全な、政府の人間たち。
・
さすが、国の中心に立つ者たちだ。
瞳が鋭くて、こっちまで身を固くしてしまう。
・
・
すると、総理大臣の横に座っていた男が
立ち上がって、口を開いた。
・
「初めまして、嵐の皆さん。いきなり、手荒な真似をして、申し訳ない」
・
思ってもないくせに…
その余裕な態度に、苛立ちが隠せない。
・
「どうぞ、お掛けください」
・
たくさんの鋭い視線を受けながら
俺たちは席に着いた。
・
すぐ横に座った翔くんから
不安そうな視線を受ける。
・
＜……翔くん、怖い？＞
＜怖くないって言ったら…嘘になるけど。でも、大丈夫だよ？＞
・
翔くんは無理に微笑んだ。
・
・
………手、震えてるじゃん。
・
翔くんてば、嘘下手なんだから。
まぁ俺だって足がガクガクなんだけどね。
・
・
「改めて。私は、国務大臣の瀬村と申します。今回お呼びしたのは…大野さんと櫻井さんに、依頼がありまして」
・
智「…依頼？」
・
「“依頼”と言って良いんですよね？国から『Star』のあなた方2人組に」
周りの政府の人間たちの目が
余計に鋭くなった。
・
「お二人は、能力者の神子…ですよね？」
・
そんなに確信に満ちた顔するなら
わざわざ聞くなよ。
・
翔くんがすっと視線を下に落とす。
・
受け答えを全部
俺に任せるってことだね。
・
・
智「…そうですよ。俺と翔くんは神子です」
・
俺の言葉に
部屋が少し騒がしくなる。
・
・
…だから、嫌なんだって。
その、珍しい物を見るような目。
・
嬉しそうに、にやりと笑った男は続ける。
・
「ここは、世間の一般人には誰にも知られていない…国家機密の機関なんですよ。国の平和を守るために作られた、極秘の組織。そんな我々が今、国の最大の敵だと認識しているのは『Wicked』です」
・
やっぱり。
・
そうなると
依頼の内容は、一つしか無い。
・
・
智「………俺らに、『Wicked』を潰せと？」
「よく、お分かりで」
・
潰せるなら、既に潰してるって。
・
その言葉を飲み込んで
男を正面から見据える。
・
・
智「いくら神子でも、そんなの簡単じゃないんですけど」
「それは分かってます。でも我々は…知ってるんですよ？」
・
不気味に笑った男。
・
「あなた方神子の………“無の力”を」
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尚翔☆(プロフ) - 翔実さん» 名字は…(･･;)ご想像にお任せします(^_^;)ただ昔は同じでしたが、今はそれぞれの名前です！あまり名前を変えるのが嫌なので…そういう設定で（汗）ちゃんと決めてなくてすみませんm(_ _)m (2013年11月25日 22時) (
レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
翔実 - あの、双子の名字って何ですか？ (2013年11月24日 23時) (レス) id: ecf7e771ed (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - みややさん» ありがとうございますヽ(´▽｀)/楽しみにしてくれているのに、更新遅くて…本当に申し訳ないです(>_<)頑張りますね＾＾ (2013年10月7日 20時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 夜遅くに申し訳ありませんッｍ(＿ ＿;)ｍ 更新お疲れさまです( ・´ω｀・ 本ッッ当に内容が面白くって、とにかく最高です！これからも楽しみにしてます♪ (2013年10月6日 23時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - サトシックさん» はじめまして！ありがとうございますヽ(´▽｀)/更新遅いですが…それでもよければ(笑)いつでも来てください＾＾ (2013年10月6日 21時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年8月25日 0時
