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＜翔side＞
・
・
まさか、政府の人間を前にして
俺らを引き止めるとは…思ってもなかった。
・
・
俺と智くんは…
政府の人間がいつか、こうやって俺らの前に現れることを
知っていたから。
・
・
だから、もう諦めていた。
・
…前までは。
・
・
政府の人間が俺らの前に現れるのと同時に
3人とはもうお別れだって…
・
・
そう、決めていたのに。
・
・
そんな顔されると
心が苦しくて苦しくて、仕方ないよ。
・
これからの俺らの運命を、宿命を、
ねじ曲げたくなる。
・
・
だって…
政府の言う、“国からの依頼”の内容は
なんとなく想像がついてる。
・
・
・
それは、神子にしかできないこと。
・
・
この国を救うために
政府は…それを利用しようとしているに違いない。
・
・
翔「智…くん」
・
ニノに腕を握られて
俺は智くんを見る。
・
・
智「……3人を、巻き込みたくなかったんだけど。………良いの？」
・
彼は辛そうに3人を見つめる。
・
和「何言ってるんですか!?俺たちは、ずっと2人のそばにいるって…言ったでしょ？」
雅「そうだよ!!絶対、ぜぇったい、離れないから！」
潤「俺ら、そんなに弱いか？2人についていけないくらい、弱くないよ」
・
・
そうやって…
俺らの欲しい言葉を、
温かい言葉を、
必ず…かけてくれるんだね。
・
・
「……もう、良いですか？皆さんもついてきて良いので、移動…お願いしますよ？」
・
さっきからずっと1人でしゃべってる男が
また、うっすらと笑みを浮かべてそう言う。
・
・
「大野くん…」
・
マネが
不安そうに、智くんを見る。
・
・
智「…大丈夫ですから。マネとこの3人には…絶対に手を出さないことを、約束してくれますか？」
・
マネに向かって微笑み
男に鋭い視線を向けた彼は…
低い声を発した。
・
・
「えぇ。もちろんです。神子様たちが、我々の言うことを大人しく聞いてくれれば、の話ですけどね…」
・
智「………」
・
そうやって返された言葉に
智くんは黙ったまま、男を睨んだ。
・
・
＜……智くん。無理しないでよ＞
・
・
＜大丈夫＞
・
ふっと柔らかく微笑んだ彼。
・
・
彼はそのまま
政府の人間の方を向く。
・
・
智「…行きましょう」
・
その言葉に
男は満足そうに笑い
・
扉にいる仲間たちに向かって
歩き出す。
・
当分、この楽屋には…
戻ってこれないだろうと、感じた。
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尚翔☆(プロフ) - 翔実さん» 名字は…(･･;)ご想像にお任せします(^_^;)ただ昔は同じでしたが、今はそれぞれの名前です！あまり名前を変えるのが嫌なので…そういう設定で（汗）ちゃんと決めてなくてすみませんm(_ _)m (2013年11月25日 22時) (
レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
翔実 - あの、双子の名字って何ですか？ (2013年11月24日 23時) (レス) id: ecf7e771ed (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - みややさん» ありがとうございますヽ(´▽｀)/楽しみにしてくれているのに、更新遅くて…本当に申し訳ないです(>_<)頑張りますね＾＾ (2013年10月7日 20時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 夜遅くに申し訳ありませんッｍ(＿ ＿;)ｍ 更新お疲れさまです( ・´ω｀・ 本ッッ当に内容が面白くって、とにかく最高です！これからも楽しみにしてます♪ (2013年10月6日 23時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - サトシックさん» はじめまして！ありがとうございますヽ(´▽｀)/更新遅いですが…それでもよければ(笑)いつでも来てください＾＾ (2013年10月6日 21時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年8月25日 0時
