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＜雅紀side＞
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雅「ニノっ…!!」
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蒼さんと紅さんの能力で
俺と松潤に襲ってきた動物は、倒れて動かなくなった。
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けど…
ニノに襲いかかった奴は無傷。
攻撃も届いてなくて…
俺と松潤が、ニノに視線を向けた時には
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動物がニノに襲いかかるところだった。
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あのままじゃ
動物の牙で、ニノが…!!
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そう思った時
俺の横を通り過ぎた、人影。
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潤「あっ…」
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そんな人影から飛び出した炎は
ニノに襲いかかった動物に攻撃し…
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目をつぶったニノを抱えながら後ろに倒れ込んだのは……紅さんで。
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あまりの衝撃のせいで
紅さんのフードはぱっと、取れたんだ。
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えっ……？
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潤「なん、で…」
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見慣れた、背中。
よく知る栗色のふわっとした髪。
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あの人以外に有り得ない…
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和「……しょ、ちゃ…っ」
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ニノが、目の前にいる彼の服の袖を掴んだ。
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和「翔、ちゃん…………なんでっ」
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翔「ニノ…」
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どうして？
訳分かんないよ…
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さっき、消えたはずじゃん！
蒼さんと紅さんが、リーダーと翔ちゃんだって、
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その考えは…さっき消えたばっかりじゃん…
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潤「………………リーダー…？」
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松潤が
翔ちゃんから、そろそろと視線を動かし
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俺らの後ろで、突ったっていた蒼さんに呼びかけた。
・
・
彼は黙ったままだった。
赤色のペンダントが、元の青色に戻って…悲しく輝いていた。
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ニノはゆっくり起き上がって
翔ちゃんの服を強く掴む。
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和「ねぇっ、否定してよ…!!……翔ちゃんと大野さんが…双子な訳ないもんね!?ねぇ！」
翔「………ニノ…っ」
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翔ちゃんも苦しそうな表情で
ニノの腕を掴む。
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でも…
翔ちゃんの首にかかってる、赤色のペンダントが…
能力者だということを、物語ってる。
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すると、蒼さんが少しずつ近づいてきながら…
フードを自ら取った。
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雅「……リーダー」
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まぎれもなく、俺らのよく知る
嵐のリーダーの顔が。
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「あれ？なんだか、俺らのこと忘れてない？」
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ふいに、向こうから
男の声が聞こえる。
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「神子様の正体、メンバーさんにバレちゃったねぇ〜…くくくっ…かわいそう〜」
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・
男はそう言いながら
また手をひと振りする。
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すぐ横に光が集まってきている。
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今、それどころじゃないのに…っ!!
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尚翔☆(プロフ) - 翔実さん» 名字は…(･･;)ご想像にお任せします(^_^;)ただ昔は同じでしたが、今はそれぞれの名前です！あまり名前を変えるのが嫌なので…そういう設定で（汗）ちゃんと決めてなくてすみませんm(_ _)m (2013年11月25日 22時) (
レス) id: 4e144e1dc1 (このIDを非表示/違反報告)
翔実 - あの、双子の名字って何ですか？ (2013年11月24日 23時) (レス) id: ecf7e771ed (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - みややさん» ありがとうございますヽ(´▽｀)/楽しみにしてくれているのに、更新遅くて…本当に申し訳ないです(>_<)頑張りますね＾＾ (2013年10月7日 20時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
みやや(プロフ) - 夜遅くに申し訳ありませんッｍ(＿ ＿;)ｍ 更新お疲れさまです( ・´ω｀・ 本ッッ当に内容が面白くって、とにかく最高です！これからも楽しみにしてます♪ (2013年10月6日 23時) (レス) id: 0652d0798d (このIDを非表示/違反報告)
尚翔☆(プロフ) - サトシックさん» はじめまして！ありがとうございますヽ(´▽｀)/更新遅いですが…それでもよければ(笑)いつでも来てください＾＾ (2013年10月6日 21時) (レス) id: 69d401c0f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*nao*（元：尚翔☆）
| 作成日時：2013年8月25日 0時
