検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:7,998 hit

日常60:歩きスマホ ページ11

*桜サイド




「えーと……ここはどこ?」



全く見覚えのない道をきょろきょろしながら歩き続ける。


もしかしたら道に迷ったかもしれない。
え?ここ右?右ってお箸持つ方だっけ?


「んー????」


私はマップを開いた携帯を凝視しながら歩く。
あ、歩きスマホダメ、絶対。




え?説得力ない?ですよね。



「大体なんでこの位置止まったままなわけ……?壊れてんの?」



とりあえず自分が思ったとおりに右に曲がり、細い路地裏に入っていく。



「つーかこんなとこに家あるの………?…っ!」



ドンッ



「ったた……あ、すいません」
「なんだァ姉ちゃんこんなとこで」




角に人がいたみたいでぶつかってしまった。
私は携帯から顔を上げ謝る。



「歩きスマホは危ねェぜ?」




……わお。長ランにボンタン……って言うのかな?
うん、まぁつまりヤンキー。




「こんなとこで迷子か?」
「あ、えーっと……」





目つきが悪い割にはなんか優しそう……?



てかもしかしたら高杉くんと知り合いかも?不良だし。
悪そうなやつは大体友達ィとか言ってそうだし。うん。




「あの、高杉くんの家とか知ってませんか?」
「高杉……高杉だと!?」
「ヒッ……」


恐る恐る聞いてみると、途端に何故だか顔が険しくなるヤンキーさん。




「お前高杉の仲間か!」
「仲間……?いやクラスが同じで……」
「来たぞ!高杉の仲間だ!」



ヤンキーさんが叫ぶとどこからかわらわらと同じ制服に身を包んだ同じような男達が姿を現した。



「え、なになになになになになに!?!?」
「女ひとりだと……?」
「あの野郎話が違うじゃねェか!」



勝手に現れて勝手に怒り出す男達。


えーっと……なんかえらく誤解されてる気がするんですが……??




「いやだからあのですね私は……」
「構わん!やっちまえ!」



うおおおっと唸り声をあげて私に飛びかかってくる。


喧嘩?したことない。殴り合いなんてもってのほか。

日常61:まさか→←日常59:嫌な予感



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
41人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 3z
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さくらんぼ(プロフ) - み。さん» 返事遅れてすいません!更新遅れていますが必ず更新しますのでまた見に来て頂けたら嬉しいです! (2019年6月20日 17時) (レス) id: d49ab2e33b (このIDを非表示/違反報告)
み。 - 頭の爽やかな高校教師w 更新頑張ってください! (2019年2月10日 21時) (レス) id: e459f629a2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さくらんぼ | 作成日時:2018年10月22日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。