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「こうやって気遣ってコーヒー淹れてくれる優しい仲間がいるからわたしもがんばれるのです、」
「無理すんなとは言わねーけど、無理しすぎんなよ」
「ありがと、マサイたん」
「あっちの部屋にいるから何かあったら声かけて」
髪をぐしゃぐしゃと撫でて、オマケに優しい笑顔を残して部屋をあとにしたマサイたん。
そのスマイルと優しさに幾ら払えば良いですか?
プライスレスですか?
とりあえず心の中のカメラでシャッターきりました、ありがとうございます。
7人にしてもらいたい仕事ってなんだろ?!というウオタミさんからの声は動画のコメント欄だけに留まらずわたしのTwitterにも沢山寄せられてる。
がんばらなきゃ。
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「はぁ・・・・・・・・・」
パソコンに向かいだして早4時間、ここまでで進んだのは撮影した全ての映像の大まかなカットのみ。
もっと進むと思ったけど、連日の徹夜が響いてるらしい。
あー、目痛いよー疲れたよー肩凝ったよー腰痛いよー・・・・・・。
心が折れる、って、こういうことなのですか?
「Aー?飯食うか?」
「、んー・・・・・・」
「・・・・・・・・・よし、外いくぞ」
「へ?」
「ほら、データとりあえず保存して、」
「ちょっ・・・・どこいくの?」
「、いーから」
机に置いていた携帯と財布と鍵を持ったと同時に手を取られ家を出た。
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作者名:むぅ | 作成日時:2019年5月6日 1時