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｢ ……て ! ねぇ …… ! ｣
誰かの叫ぶ声が反響して聞こえてくる。
誰だろう、凄く安心する声。
それらは段々と大きくなって ──
ゆっくりと瞼を押し上げる。
が、思ったよりも外が明るかったのてま慣れるまで半開き。
ツンとした、病院特有の匂いが嗅覚を刺激する。
｢ っ起きた?! A、分かる？ ｣
『 …… ま、ゆい …… 』
声の主は茉弓だったようだ。
私の右手側にあるナースコールを押してから
前のめりになって顔を覗き込んでくる。
やめて …… 今絶対、顔面終わってるから
そんな近くで見ないで。
｢ あんたねぇ …… バカなこと考えてんじゃないわよ ｣
心の声がバレたのか、優しくチョップされた。
それに、…… 少し声が震えていた。
『 んふ …… ごめ、』
｢ 山田さん、体調はいかがですか？ ｣
『 だ、いじょう、ぶ、です …… 』
ナースコールによって此方に来た看護師さんも
私の顔を覗いてきた。
喉が乾燥してうまく声が出せないけれど
一言一言、頑張って音にする。
｢ 今先生を呼びますから、
念の為もう一度診てもらいましょう。
もし山田さんが大丈夫ならば、今日中に退院出来ますよ ｣
笑顔でそう言って看護師さんは部屋を出て行った。
今日は何日だろう？
日付が変わっていないことを願うけれど …… 。
｢ …… 3日経っとるわボケ ｣
『 すご、………… テレパシー 』
どうやら長めの睡眠を取ってしまっていたらしい。
必死に隠しているけど、茉弓の目の端が光っていることは
見て見ぬふりをしてあげようかな。
心配かけてごめんね、と呟くと、
" もう慣れた "だって。
酷いなぁ …… まぁそういう所も好きだけど。
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ねね(プロフ) - ゆきまろさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても心強いです！これからも不定期更新にお付き合いくださると幸いです……。 (2021年4月5日 16時) (
レス) id: 0fd20d6e61 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ(プロフ) - わぁぁっ！更新ありがとうございます！嬉しいです…！！無理せず、これからもご自分のペースで！応援してます！突然すみませんでした！ (2021年4月5日 1時) (レス) id: fd73da006f (このIDを非表示/違反報告)
きりぎりす@きぃ(プロフ) - のんさん» わわっ！返信が遅くなりすみません……。ありがとうございます、頑張ります！！ (2020年8月15日 1時) (レス) id: 0fd20d6e61 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - このお話好きです！更新お待ちしてます（無理のない程度に...） (2020年8月4日 13時) (レス) id: dc321bd858 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nameless | 作成日時：2020年7月29日 13時
