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『 もし私が全部計算した上で淳太さんに近づいてたら、
どうするんですか？
…… また傷つくのは淳太さんの方なのに 』
中 ｢ っ、あいつ ………… 信じられんくらい口軽いな、笑
………… せやなぁ、
まぁ俺も、初めから信用できた訳やないよ？
勝手に過去と比べて信じられんくなった時もあったけど
でもAちゃん、いつも言ってくれるやん ｣
『 ？ 』
中 ｢ "俺がいいなら" 、って ｣
"中間さんが後悔しないのであれば、
…… 友達に、なりたいです"
"…… 中間さんがいいなら"
中 ｢ 俺のこと一番に考えてくれてるんやなぁ、って。
…… 分からんけどさ？ほんまに悪い人やったら、
そないなこと言わんと思うねん ｣
『それは …… 何かあった時、
それが私のせいだと思いたくなかっただけで、 』
中 ｢ ふはっ、そんなん当たり前やん！
人様に見られる仕事してるんは俺やし。
きっとな、これから起こる "何か" っていうんは、
良くないことは全部俺のせいで、
良いことは全部Aちゃんのおかげなんよ ｣
『 …… 、』
中 ｢ 俺、なんでかって言われたら答えられへんけど、
Aちゃんのことマジで幸せにする自信ある ｣
『 っ、』
中 ｢ やから、付き合って欲しい ｣
…… あぁ、間違ってなかったんだな。
中 ｢ ちょ待ってよ。さっきの俺やん、笑 ｣
『 …… だってぇ〜〜〜っ 』
私も淳太くんのこと言えない。
顔面崩壊。
涙でビシャビシャの顔のまま、もう一度抱きついた。
そんな大人っぽさの欠片もない私を、
｢鼻水つけるんだけはマジ勘弁｣と
中々毒舌なことを言いながらも笑ってくれる淳太くん。
なので、どさくさに紛れて強めに背中を殴っておいた。
｢いっった!!え?!｣と言う声が
聞こえた気がしなくもないけど、気にしない。
いや、これ涙なんで。
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作者名：nameless | 作成日時：2021年10月20日 17時
