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蝶が二十三羽 ページ28

蝶side


蝶「はぁ〜、つっかれた〜!!」

医務室に戻ってきて、椅子の上に身体を投げ出す。椅子がギシギシといったが僕は無視をして座り直した。

異能力を使った代償+首領さんとの会話で僕の疲労はMAXだ。

蝶「ふぅ、とりあえず第一関門突破でいいんだよね!ふふふ、良かったー。」

一人で気味の笑いをしていると、一葉ちゃんがノックもせず入ってきた。相当慌てているらしい。そして、僕に掴みかかって力の限り揺らされる。

樋「助けて下さい!黒蜥蜴が!!」

蝶「ちょ!ちょっと!!酔う!酔うからやめて!!聞くから!!話ちゃんと聞くから揺らさないで!眼鏡が落ち、アアアアアアアア!!落ちたアアアアアアアア!!踏まないでね!!振りとかじゃないから絶対踏まないでよ!!」

揺するのをやめた一葉ちゃん。僕は素早く落ちた眼鏡を拾い掛ける。

蝶「なにごとかな?いきなり揺らすのはあんまり好ましくないよ〜。まぁ、僕は眼鏡が踏まれなかっただけいいけどね!」

樋「す、すみません。ちょっと取り乱してしまいました。」

ん?ちょっと?相当じゃなくて?

蝶「で、黒蜥蜴がどうかしたの?」

樋「それが先刻、探偵社に送ったのですが全身ボロボロで戻ってきて。」

蝶「つまり、治療を必要としてる訳だ!いいよ、連れてきてよ。全部、僕が診てあげる。」



黒服さんも居るが、とりあえずお三方が集まった。黒蜥蜴の百人長さんと十人長さんが二人。

蝶「あちゃー、完全に武道やってる人の関節の外し方だね。大丈夫?」

探偵社で武道をやってそうな人は太宰君を怒ってた手帳君(仮)かな?

蝶「広津さんだっけ?大変だねぇ。」

関節を戻し、窓から捨てられた時の傷にガーゼを当てる。包帯で巻いたら広津さんは完了!

次に鼻に絆創膏を貼ったヤンチャしてそうな男の子。

蝶「うーん、折れてるね。痛そ。立原君?腕を少しあげられる?そうそう!じゃあ、添え木するから待ってて。」

添え木をし、ギプスを付けて三角巾で吊るせば立原君も完了!

最後にマスクをつけた…。

蝶「君、女の子なのに痛い思いしないといけないなんて大変だね。」

何故か、驚いた顔をされる。
なんでだ?

蝶「銀ちゃん?頭に包帯巻くね。目を閉じてて。うん、そう!」

慎重に巻いていく。長い睫毛に目が行った。

蝶「睫毛長いね!確か、芥川君も長かったなぁ〜!!」

前にチロッと見た。そしてまたまた、驚いた顔をされる。だから、なんでだ?

蝶「皆、怪我には気をつけてね!」



文字数…。

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夜桜 - はらさん» 注意してくれて有難う御座います。今後ともよろしくお願いいたします。 (2018年5月10日 8時) (レス) id: b341bfb04d (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月9日 20時) (レス) id: 352846e209 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年5月9日 18時

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