蝶が十九羽 ページ23
蝶side
僕は二人に異能力をかける。それを穴が開くほど見ている太宰君。
蝶「よし！これで内側だけは平気だ！」
太「ねぇ、聞きたいのだけど。君はマフィアの人間なんだよね？」
太宰君は敦君を負ぶりながら聞いてきた。僕も女の子を背負う。男の子は…どうしよう。
蝶「所属はマフィアだよ！でも、救える人は医者が責任を持って救う。それがどんな人間でも。例え、何を使っても僕は医者としての仕事をまっとうするよ！」
太「…そうかい。というか、手伝ってくれるのかい？」
僕は女の子を背負っているのでこのまま、探偵社に送ってあげないといけない。
蝶「うん、太宰君だけじゃあ大変だしね！」
という事で、もう一人の男の子を太宰君が背負い探偵社に行く。
太「君はどんな異能力者だい？」
蝶「僕の異能力は物語さ！繋げた先にお話がある。そういう異能力だよ！」
まだ何も知らない。誰も知らない。
まだ、知るときではない。
蝶「じゃあ逆に聞くけど、どうしてマフィアをやめたの？それなりのことがあったってわけでしょ？」
硬い表情になったのを僕は見逃さなかった。
太「……人を救う側になれ。と友人が最後に残していったんだ。」
蝶「なるほどね、その友人は幸せだ。太宰君を光の道に導くことが出来たから。」
そう、僕には出来なかったこと。許されなかったこと。何をしても許されることが唯一許されなかったこと。
蝶「僕と君は似てるね！」
ーーいいえ、正反対。
探偵社はすぐそこだ。
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夜桜 - はらさん» 注意してくれて有難う御座います。今後ともよろしくお願いいたします。 (2018年5月10日 8時) (
レス) id: b341bfb04d (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外し忘れていますよー違反行為なのでちゃんと外して下さいねー (2018年5月9日 20時) (レス) id: 352846e209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜桜 | 作成日時：2018年5月9日 18時
