検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:37,122 hit

26話 ページ26

「さっそくなんだけど、これ説明して」


本当は、凄く解りやすく丁寧に書いてあるのに


今は、こうして距離を縮めるしかない。


Aの心の中には、最悪な状態とはいえ


ヨンファがいる


ホントの意味で忘れるようになるまで


側にいるよ…


「ジュンギさん、聞いてます?」

「うん!」


Aが目の前に居る…


ただそれだけで嬉しかった。

僕が、見守るから


撮影現場に行くタクシーの中も、作ってくれた資料をめくりながら

Aに話しかける。


僕が、指で指したところをのぞくたびに


シャンプーの香りがする。


そっか…準名の病院があるから香水つけないんだ…


「今日の帰り、Aさんの家によらなきゃね」


「…そうですね」


強引すぎたかな…


でも日本に居る間に少しでも


心を開いて欲しいんだ…

27話→←25話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.0/10 (50 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅華 | 作成日時:2011年7月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。