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26話 ページ26
「さっそくなんだけど、これ説明して」
本当は、凄く解りやすく丁寧に書いてあるのに
今は、こうして距離を縮めるしかない。
Aの心の中には、最悪な状態とはいえ
ヨンファがいる
ホントの意味で忘れるようになるまで
側にいるよ…
「ジュンギさん、聞いてます?」
「うん!」
Aが目の前に居る…
ただそれだけで嬉しかった。
僕が、見守るから
撮影現場に行くタクシーの中も、作ってくれた資料をめくりながら
Aに話しかける。
僕が、指で指したところをのぞくたびに
シャンプーの香りがする。
そっか…準名の病院があるから香水つけないんだ…
「今日の帰り、Aさんの家によらなきゃね」
「…そうですね」
強引すぎたかな…
でも日本に居る間に少しでも
心を開いて欲しいんだ…
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作者名:紅華 | 作成日時:2011年7月10日 0時