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臣side
食事に誘ったからには俺が全力でリードしなければいけない。
そんな思いからAさんは店を気に入ってくれたようで本当に良かった。
でもあの後に会うのは今日だったからどうしても俺も直人さんの事が気になって。
するとAさんは自分から話してくれて。
知らなかった。何も。
話していくうちにAさんは泣きそうになっていくから
これ以上話さなくていいって言ったけど
Aさんはまだ直人さんの事を諦めきれていないんだなって分かった。
でも直人さんには彼女がいる、とは言えなくて
きっと君もそれを知らない。
俺はその事を言うのをやめた。
俺に振り向いてほしいと思ったし
沢山沢山他愛のない話でAさんを笑わせた。
そしたらAさんが
ありがとう
なんて言うから
頑張れ。俺。こらえろ。俺。
「可愛すぎるかよ」
やっぱりこらえられなかった一言。
顔真っ赤になっちゃってたみたいだけど君には聞こえてなかったみたいかな。
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チーズ - こんにちは!このストーリーの三角関係がとてもいいですね!この先臣くんがどう行動していくのか楽しみにしています!!頑張ってくださいf^^*) (2017年12月4日 20時) (レス) id: 88e02bed1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らんにゅー | 作成日時:2017年12月1日 21時