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不安が募りすぎて、昨日は全く眠れなかった。
今日はとりあえず雄登の言う通り学校を休んで、
様子を見ることにした。
でも、不思議で。
何度熱を測っても、平熱。
食欲も普通にあって、喉も渇く。
かといって、暇だから勉強しよう、と思うと、
震える手。
怖くなって、またベッドに逆戻りする。
そうこうするうちに、瑞稀が帰ってきた。
もう夕方か。
「姉ちゃん〜？大丈夫？」
『うん…』
「どうしたの？ぼーっとして。」
『ねぇ瑞稀、やっぱり私、おかしいかな？』
「うん…、風邪じゃないもんね
もう夕方だけど、どうする？
病院、行ってみる？」
その一言で、町で一番大きな病院に行った。
ギリギリの時間まで、いろんな科をたらい回しにされた。
結局、原因は分からなかったけれど。
やっぱり、疲れかな？と思う。
夜も遅くなって、もう帰ろう、ってなって、
瑞稀と病院の自販機で飲み物を買っていた時。
「あ、よかった、まだいた、
ななみちゃん、だよね？」
見覚えのある顔。
ネームプレートに書かれた、「那須」の文字。
『あ、雄登のお父さん。こんばんは、』
瑞稀も慌てて頭を下げた。
雄登のお父さんは、眉を下げて、とても優しい声で言った。
「ななみちゃん、申し訳ないんだけど、
やっぱり気になるから、明日も病院来てもらう
ことできるかな？」
私、そんなにやばいのかな？って、不安になったけど、とりあえず明日も病院に行くことにした。
原因が、分かるならいいけど…
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作者名：なぁち。 | 作成日時：2017年12月16日 21時
