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苦しい7限目が終わって、即家に帰る。
楽しくて続けてたサッカー部のマネージャーも、ついこの前辞めてしまった。
永瀬先輩に、迷惑がかかるのが嫌だったから。
校門を出ようとするだけで感じる、好奇の目。
─あの子、去年先輩殴った子だよね
─永瀬先輩に色目使うからでしょ?(笑)
全部、全部聞こえてる。
急に始めたメイクと香水は、ちょっとでも周りより勝ってるんだってことを分からせたかったからかも。
最寄りを降りて、家に向かう途中。
急だった。
足がもつれて、ふらっとして。
え?私、どうしたの?
落としたバックを掴んで、立とうとしたけど。
足に、力が入らない。
必死に立とうともがいていると、後ろから声をかけられた。
「ななみ?どうしたの?」
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作者名:なぁち。 | 作成日時:2017年12月16日 21時