10話 ページ10
「A、ご飯持って来たわよ」
「…いらない」
「お友達、心配してたわ」
「…うん」
「転校生が来たらしいわよ。」
「…うん」
シェリーが居なくなって数日が経った。Aは部屋から出てこない。たまにご飯と一緒にお盆に乗せてあったアーモンドとかがなくなってるからとりあえず何かを口にすることはあるようだ。
しかし、ベルモットやジンも含め組織内でAの姿を見た人はいなかった。毎日こうしてベルモットやジンがドア越しに話してはいるが、から返事ばかりが帰ってくる。心配でたまらなかった
「おいベルモット、まだシェリーは見つからねえのか」
「見つかってたらこんなに苦労しないわよ。」
「あいつは組織以上にAにとって必要なやつだ。Aのためにもすぐに生け捕りにしろ。絶対に逃がすな。なにがなんでもだ」
「わかってるわよ。」
また今日も、自分を恨む。
どうして、気づいてあげられなかったのか。
また私は大切な人を失った。
いつまで、失い続けなければいけないのか。
泣いて、泣き腫らして、叫んで、恨んで、意識を失う。
いっそ自分が死ねばいい、カッターに手をかけた。
「パパ、ママ…好きだよ。でも、もうわたしは…」
ピロンッ
スマホが鳴った。
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通りすがりの駄作者(プロフ) - 千歳あめさん» リクエストありがとうございます〜！！面白そうですね！書いてみたいと思います〜！ (5月14日 2時) (
レス) id: ddfc2bb638 (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - リクエストみたいなのしても構いませんか？主人公に好きな男の子ができて、黒の組織が近づくのを全力で阻止するみたいなお話見てみたいです！ (5月13日 20時) (レス) id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)
千歳あめ - ジンが泣いてるところリアルに想像してしまいましたw面白いです！ (5月13日 20時) (レス) id: a0f783b703 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (5月10日 14時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがりの駄作者(プロフ) - 夜宵依さん» ありがとうございます！かきはじめます、、！ (5月10日 14時) (レス) id: ddfc2bb638 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通りすがりの駄作者 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/DFOMEF
作成日時：2017年7月31日 12時
