黒の組織の子

7話 ページ7

「あーゆーみーちゃん！おはよう！」


「おはよう！Aちゃん！」


「おはよーA！」
「おはようございますAちゃん！」


「おはよう、光彦君元太君！」


仲よかったこのグループは小学校でも健在、同じクラスになりました。

クラスではというと、Aは運動神経も良く美人、頭も良く性格もいいときてるもんでクラスの中でぶっちぎって人気者。いろんなグループに遊ぼーって言われていて、ずっと落ち着いて歩美たちといるわけではないものの、それでも一緒にいる時間が多いのはその3人とだった。
そんな優等生なAの親代わりの2人の親バカはまるで比例式のように右肩上がりである。二乗してるってか？


「ききましたか？このクラスに転校生が来るらしいですよ！」


「えー！ほんと？！女の子？男の子？」


「男らしいぜ」


「そうなんだぁー！仲良くできるかなぁ？」


「歩美ちゃんなら心配ないよ！」


「そういうAちゃんこそ絶対心配いらないよー！」


この季節に少しおかしい気もするが、仕方がないことだったのだろう。このクラスに転校生がやって来ることになった。



まさかその転校生が…ね。

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