tetsuya side 2 ページ19
仕事を終えて
Aが来た
そっと抱き寄せてソファに座った
Aにはほんと助けられた
孤独で不安で…いらいらすることもあった
でも、どんな時でも最後まで話を聞いて
「そっか、辛いね
頑張ってるね!」
何かアドバイスしてくれる訳ではないけど
いつもAの優しさに包まれていた
そんな感謝の想いを伝えながらも俺の心の中はAと離れたくない思いがいっぱいで
意を決して
愛してる…
と伝えた
いまにも涙がこぼれ落ちそうなAの頰に
触れ唇を重ねた
愛してると何度も伝えた
どうしようもない衝動にかられAをそのまま押し倒しAの白衣のファスナーに手をかけてしまった
露わになった白い胸元
俺は愛してると何度も言いながら顔を埋めた
やめて…と
Aが俺をはね除けようとしている
ふと見上げるとAの顔が怯えていた
でも、俺はもう、とまらない!
ふとAの体の力が抜けた
俺ははっと我にかえる
そうだ、Aはこういうことに恐怖感がある…
前にちょつとした会話からそんなこと言ってた
俺は…
何してんだ…
Aを怖がらせて
しかもこんな所で
ごめんとAに謝りそれでも抱いていたいと
Aに愛の証を残した
申し訳ない気持ちでいっぱいな俺をAが抱きしめてくれた
愛してる…と
Aは俺の気持ちに応えてくれた
活躍を祈ってると
そう言い残しAは部屋を出た
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作者名:n-s | 作成日時:2017年3月5日 12時