愛してる 2 ページ17
哲「愛してる…」
ゆっくりと私の髪をかきあげ
頰を撫で
哲也の顔が近づいてきて
何度目だろうか…？
まだ数える程…
唇が重なった
キスをしたままきつく抱きしめられた
哲「A… 愛してる」
と何度も囁いては繰り返されるキスの嵐
哲也の気持ちに応えるように私も抱きしめ返す
その時、
哲也の手が私の白衣のファスナーに手をかけた
と同時に一気にファスナーを下げられた
A「いやっ！待って！やめて」
哲「A…愛してる
Aが欲しい…」
A「そんなことしたら
…離れたくなくなるよ
悲しくなるよ…お願い今はやめて…」
哲「…ご、ごめん…
こんな所で…
怖がらせてごめん
…でも、少しだけ…こうさせて」
哲也は私の首筋や胸に顔をうずめて何度も私の名前を呼んだ
時々感じるチクッとする感覚
哲「俺のもの…笑
誰にもやらない！」
ファスナーを閉め体を起こしてくれた
哲「ごめん、怒った？」
ただ首を振ることしか出来なかった
もともとそういうことにいい思い出がない私、
でも、違った
哲也に優しく包まれてるうちに
この人となら…
と思えていた
私から哲也を抱きしめた
A「今はこれ以上のことに応えられな
いけど…嬉しいよ
私も…
愛してる
哲也…愛してる
離れるの寂しいけど
哲也の活躍祈ってるから…」
哲也の眼が潤んでいた
A「私…明後日見送らないから…
気をつけて…東京戻ってね」
哲也の部屋を後にした
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作者名：n-s | 作成日時：2017年3月5日 12時
