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最後の夜 ページ14

看護師「Aさーん
  なんかー土田さん調子悪いんですか
  ねぇ?」

A「どうかした?」

看護師「お昼ご飯食べたくないって残して
  ました。夕飯もいらないって
  熱もないし肩も痛くないのに…
  やたらニコニコしてはいましたけど」


A「!
  そっ、そうなんだ
  なんか差し入れとかあって
  食べ過ぎたんじゃないの?
  私後で胃薬でも持っていって
  聞いてみるよ!」


看護師「お願いします
  じゃ、あとよろしくです!」

これは…私が持ってくるご飯待ちだわ 汗

とりあえず病院の夕飯を持って哲也の所へ

A「失礼します
  本日夜勤の看護師〜」

扉のすぐそばに待ち構えていた

哲「あーA!待ってたよ!
  っていうか…あれ?これ病院のご飯…」

A「っていうか 哲也!
  昼御飯残したり、夕飯要らないと
  か〜心配するでしょ?みんなが」

哲「だってAのご飯食べれなくなる」


A「昼御飯食べたって夕飯までに
  お腹なんて空くでしょ!」

哲「あー、わかった ごめん ごめん
  怒ってるAも可愛いねぇ」

〜ったく


A「少し廊下の人通りが少なくなった
  らご飯持ってくるので待ってて」

哲「OK!仕事頑張って早く終わらせて
  俺んとこきてね!」

仕事にひと段落をつけ、哲也のところにお弁当を持っていく

いつものようにコーヒーの香りが私を迎えてくれる


哲「オーッ、待ってました!
  うわっ、すげー
  美味そー!ねぇ、もう食べていい?」

私の返答を待たずに早速食べ始める

こんなに喜んで食べてくれる
わが子以外に一生懸命ご飯を作りたくなる気持ち、いつぶりだろう?

ほんと哲也は私に色々なときめきを、思い出させてくれる

哲「美味ーい!
  こうしてるとAとピクニック
  してるみたい!」

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作者名:n-s | 作成日時:2017年3月5日 12時

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