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デート前 ページ2

哲也のリハビリは毎日ハードに続いている

順調ではあるがまだまだ自分の力で左手を上げ下げすることは困難である
自分では動かしているつもりでも、実際あまり
動いていず
「くそーっ!」
「は〜ッ、悔しい」
と苦痛に綺麗な顔がゆがむ

でも、あの時の弱い哲也ではない

哲「俺の今の目標はAとハイタッチ
  する事 笑」

A「私とハイタッチなんてチビだから」
  すぐ出来るよ!」

哲「それもそうか〜 じゃあさ、Aを
  お姫様抱っこにしよう!」

A「(赤面)が、頑張って!」


哲「ねぇ、金曜日楽しみにしてるから!」

A「あ、うん でも、私お出かけする
  服が〜」

哲「別にいいよ!なんならパジャマでも 笑」

A「とりあえず電話するから私の
  言う通りに歩いてきて!」

哲「了解!
  いやー、まじかー、Aとデート!」

A「…デート かぁ」

哲「だってそうじゃん!
  早く金曜日になーれ!」

デート…
まぁ、デートっちゃあデートか〜

いつぶりだろう!
元夫は出不精でほとんど出かけた事がなかった

メイクして おしゃれして
…ワクワクして

だったかな

忘れてるね完全に私

それより大事な大事な日本の宝
怪我させないように安全運転だわ

デート →←約束



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作者名:n-s | 作成日時:2017年3月5日 12時

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