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数年前の記憶 ページ1
辺りは冷たい雨で濡れていた
この雨はまるで涙の様にも捉えられる
僕は崩れ落ちたまま動こうとしなかった
目の前に父の無惨な姿が横たわっていた
身体は血の色に染まり、所々骨が折られて右手に強く握っていた一振りの剣の柄がある
錆びた鉄の匂いと湿った雨の匂いが鼻腔を強く刺激する
......僕が悪いんだ
一人で魔物が巣窟しているこの森林へ足を踏み入れさえしなければ...
こんな......ことには...
「......おと、さ.........おとうさ、ん...
うわあああああぁぁぁぁぁ!!!」
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作者名:アポ | 作者ホームページ:http
作成日時:2016年1月12日 20時