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奥村「じゃあ、俺そろそろ部活に行きます。」
A「私も帰ろうかな。」
私は席を立った時、一瞬、立ち眩みがした。
奥村「危ない！」
A「ごめんね。奥村くん。ありがとう。」
そのまま倒れそうになったのを奥村くんが抱き留めてくれた。
奥村くんの声が大きかったので、図書室の人達がジロッと私達を睨んだ。
A 奥村「すみません。」
私達は謝り、慌てて図書室を出た。
奥村「A先輩、ちゃんと寝てますか？受験勉強とか無理してませんか？」
A「そうなのかなぁ。今日は帰って、ゆっくりするね。」
？？「A先輩！」
そこに野球部マネージャーの確か、小田茜ちゃん？が私のところに走ってきた。
奥村「小田、どうした？慌てて。」
A「茜ちゃんだよね？何かあった？」
茜「今すぐ裏門から帰って下さい。」
A「どうして？」
茜「…あの言っちゃダメって春乃先輩に…」
A「春乃ちゃんが？」
奥村「小田、ハッキリ言えって。困ったことなら俺や瀬戸にも頼んで助けるから。」
茜「実は…」
茜ちゃんはゆっくりと話し始めた。
青道高校に水野アナウンサーが来てる？
茜ちゃんはそう言った。
そして私を探しているらしい。
それを春乃ちゃんが止めている。
御幸先輩が心配していたことが実際に起きた。
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作者名：奈緒 | 作成日時：2022年1月30日 6時
