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東「A?やったか?」
A「はい。」
東「今のはあかんやろう。」
その言葉と同時に御幸先輩が少し怒った顔で私達のところに来た。
御幸「さっきのは俺にやんねぇと。」
東「無自覚みたいやな。」
御幸「そうなんですよ。見ていてヒヤヒヤで。」
東「そうだろうな。」
A「あの、2人して弄らないで下さい。」
東先輩のおかげで、御幸先輩と久しぶりに間近で会えた。
東「お前ら、どんだけぶりなんだ?」
御幸「卒業式以来だから3ヶ月ぶりですね。東さんのおかげですよ。こうして近くに居られる
なんて思ってませんでしたから。」
東「感謝してもらわねぇとな(笑)それにしても3ヶ月とは2人共、よく我慢したな。」
御幸「それは、どうゆう意味で。」
東「プロ野球選手っつったって恋愛禁止ちゃうから、そこは上手くやればえぇんや。オフの
日にデートするとか、その日に帰ってこん選手もおるぞ。」
御幸「へえ。思ったより緩いんですね。俺、別れることは出来ないかって言われましたけど。」
やっぱり御幸先輩は球団に私と別れろって言われてたんだ。
でもこうして居てくれるってことは断ったんだよね。
それに御幸先輩はメディアで色々なことを言われても自分の言うことを信じてって言ってた。
だから私は御幸先輩が言うことを信じようと思う。
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作者名:奈緒 | 作成日時:2022年1月19日 23時