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俺はもう一度、フリーアナウンサーとの経緯、そして昨日あった接待のことを包み
隠さず話した。
それを聞いたAは涙を流した。
俺はAの手を握ることしか出来なかった。
お願いだから別れるなんて言うな。
A父「やっぱりか…」
御幸「単なる言い訳に過ぎませんが俺、ヤってません。と言うか出来ませんでした。」
A父「Aには辛い話だが御幸くんはまだ若い。我慢出来なくても仕方ないだろう。それが
出来なかった?」
御幸「…勃ちませんでした(恥)お義父さん達にこんなこと言うのも何ですが俺、Aでないと
無理みたいです。」
真面目な話だったのが、お義父さん達が大笑いをした。
A兄「まさか、そんな話までしてくれるとは、あはは…」
A「お兄ちゃん(泣)」
A父「A。御幸くんがこの業界に居る限り、不安なことはあるだろう。でも御幸くんの
ことを信じてあげなさい。御幸くんなら大丈夫だろう。」
真面目な話をしながらお義父さんも肩を揺らして笑っている。
何か話の方向が変わってきてないか?
でもお義父さん達には許してもらえたみたいだ。
あとはAだ。
俺はAの部屋に居た。
お義父さん達に2人でとことん話し合えと言われたがAは俺に背中を向け、俺を
見ようともしない。
A。
お願いだから、泣いててもいいから俺を見て。
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作者名:奈緒 | 作成日時:2022年1月19日 23時