78 ページ8
A「お義父さん、行ってきます。」
御幸父「いってらっしゃい。一也、迷惑かけるんじゃないぞ。」
御幸「掛けねぇって。行ってきます。」
今日から小旅行まで私の家で御幸先輩と過ごす。
お義父さんはいいって言ってくれたけど、ほとんど私の家に御幸先輩が居ることになる。
せっかくの親子水入らずの時間を私が奪ってしまったようで申し訳なくて仕方ない。
A「御幸先輩。お義父さん、本当は御幸先輩と一緒にお正月を過ごしたかったんじゃない
ですか？球団の寮に入ったら、なかなか会えなくなるんですよ。」
御幸「でも今までも離れてた訳だし。」
A「でも…」
御幸「ありがとうな。親父のこと気遣ってくれて。でも親父は俺とAがずっと一緒に居る
ことを一番望んでいると思うんだ。メッチャ喜んでたし、娘が出来たって。」
A「嬉しい。」
御幸「だから気にするな。」
A「じゃあ、旅行の時、お義父さんにお土産を買っていきましょう(笑)」
御幸「ああ、そうだな(笑)」
こうしてAと居られるのも、あと少し。
このまま時間が止まればいいと思った。
大晦日なのか、夜遅い時間でも人が多く賑やかだ。
俺達はそんな街並みを眺めながらAの家へと向かった。
A「ただいま。」
A母「お帰りなさい。御幸くん、いらっしゃい。」
御幸「お邪魔します。」
リビングに入ると安定のA父兄が居る。
A兄「来たね〜、御幸くん。」
御幸「ご無沙汰してます。お兄さん。」
そういえば２人揃うのは久しぶりかも…って俺も楽しんでいるのか(苦笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 18人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奈緒(プロフ) - にゃん丸さん» ありがとうございます。なかなか進んでいませんが頑張って更新します。 (2022年1月10日 12時) (
レス) id: 5c9c50bef2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん丸(プロフ) - 幸せそうな、御幸に益々楽しませてもらいました。続きを楽しみにしています。 (2022年1月10日 11時) (レス) @page30 id: 07285a2235 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：奈緒 | 作成日時：2021年12月29日 14時
