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御幸先輩がたくさんの女性ファンに囲まれている。
一部、男性ファンもいる。
小学生っぽいので、きっと少年野球の子達だと思う。
私が隣に居ると、また問題が起きるといけないので、コソッと御幸先輩から離れた。
御幸先輩は１人１人、丁寧にファンサービスをしている。
中にはうちの娘のお婿にって言う、お母さんらしき女性も居る。
正直、複雑な気分だけど、御幸先輩がプロ野球選手である限り、仕方のないことだから。
私が大人の女性になるしかない。
ファンサービスっつったって、これじゃキリがねぇ。
御幸「あの、そろそろ、すみません。俺、今日、彼女と横須賀に来ているので。」
ファン６「え〜、御幸くん、本当に彼女居るの？」
ファン７「やだぁ、私と付き合って。」
御幸「それは、すみません。俺、なるべく早く彼女と結婚するんで。それじゃあ。」
俺は人だかりから走ってAの所に行った。
御幸「A、ごめんな。行こ。」
A「え！？御幸先輩いいんですか？」
御幸「いいから。気にしないで。」
俺はAと手を繋いだ。
同時に女性の悲鳴が響き渡った。
俺はもう一度ファンの方に向き直った。
御幸「俺、まだ学生の甘い気持ちがあるのかもしれません。でもシーズンが始まったら精一杯
横浜でプレイしますので応援宜しくお願いします。あと彼女とは節度を守って交際します。
今日は入寮前の思い出作りなので、すみません。見守って下さい。」
俺は頭を下げた。
隣に居たAも一緒に頭を深々と下げた。
ファン７「悔しいけど仲良くね！」
ファン８「頑張って。」
御幸「ありがとうございます。」
俺達はその場を離れた。
ファン９「御幸くん、カッコよかったね。」
ファン10「うん。それに彼女さんを見る、あの優しい目見た？」
ファン９「見た。何だか応援したくなっちゃった。」
ファン10「そうだね。」
俺は努力してファンの人達からもAとのことを応援してもらえるようになろうと思う。
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奈緒(プロフ) - にゃん丸さん» ありがとうございます。なかなか進んでいませんが頑張って更新します。 (2022年1月10日 12時) (
レス) id: 5c9c50bef2 (このIDを非表示/違反報告)
にゃん丸(プロフ) - 幸せそうな、御幸に益々楽しませてもらいました。続きを楽しみにしています。 (2022年1月10日 11時) (レス) @page30 id: 07285a2235 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈緒 | 作成日時：2021年12月29日 14時
