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学校は冬休みに入り、あれから奥村くんからメールが来た。
『ありがとうございます。一歩進みました。』
それって付き合うってことなのかな。
凄く気になる。
でも奥村くんはこれ以上、突っ込んでも話さないと思う。
ならいいもんね。
瞳ちゃんに聞くから。
部活もオフだよね?
私は瞳ちゃんと連絡先を交換していた。
教えてくれたのだから掛けてもいいよね?
私は瞳ちゃんに電話を掛けた。
瞳「もしもし、A先輩!」
A「急にごめんね。部活は休みだよね?」
瞳「はい。お正月が終わったら、直ぐに始まりますけど。」
A「でも早く学校が始まった方が嬉しいもんね。」
瞳「え、あ、はい。」
ん?
何かドギマギしてる?
まさか。
A「もしかして奥村くんと一緒?」
瞳「え、何で、あの。」
一歩どころじゃないじゃん。
凄い進展。
と思っていたら奥村くんが瞳ちゃんに変わって出た。
やっぱり。
奥村「A先輩。からかうつもりで電話してきたんですか?」
A「そんなつもりはなかったんだけど。それよりも奥村くんって意外にマメなんだね。」
奥村「俺1人だったら考えつきません。瀬戸に誘われて。」
A「瀬戸くんも居るの?」
奥村「はい。変わりましょうか?」
A「大丈夫。だってダブルデートでしょ?誤解招くといけないから。デート楽しんでね
って伝えておいてね。瀬戸くんの彼女さんにも。それから瞳ちゃんにもね。」
それだけ話し電話を切った。
何か青春って感じがしていいなぁ。
でも私も明日から一也とハワイだから。
初の海外旅行だ。
いよいよ明日、ハワイに向けて出発する。
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作者名:奈緒 | 作成日時:2022年5月12日 7時