第42話 ページ9
A「実は…入学してすぐのサークルのコンパの時、先輩の隣に座った時から…
なんとなく、よく話しかけられたり、いろんなところに誘われたり…」
ポ「入学した時からずっと…えっ、長っ！」
A「最初のうちは私も新入生でサークルに入りたてだったから、すごく親切にしてくれれると思ったんだけど…」
ポ「親切なのはAちゃんにだけだった…とか？」
A「え！どうして分かったの…？」
私は目を見開いてポッキーくんの顔を見つめる。
ポ「いや…僕も一応男だし…男子的なものは、少しくらいわかるというか…」
ポッキーくんは、なぜか歯切れ悪く言った。
A「最初はスキンシップが激しくなってきて、さすがにもう無理かな…
強くではないけど、二人の時はやめてって言ってたんだけど…全然、効果は無しだったみたい…」
事情を説明し終えて、深いため息をついてしまった。
ポ「ふーん…言っても効果無し、か…」
私が話していた時から、ポッキーくんはずっと何かを考えている様子で、今もじっと地面を見つめて
一人で考え込んでいる。
隣で一緒に黙っていた私の頬に、ぽつりと雨粒が当たった。
(雨…？)
空を見上げると、いつの間にか真っ黒な雨雲が頭上に広がっていた。
空から視線を戻すと、ポッキーくんが改まったように口を開く。
ポ「…あのさ、」
A「うん？＿＿」
＿＿と、その時
遠くから雷の音が聞こえてきた。
同時に、目の前のポッキーくんの瞳が揺れた気がした。
A「ポッキーくん…？」
その瞬間、体が震えるほどの大きな雷の音が、本当にすぐそばで聞こえた。
A「わっ、びっくりした…！今の、どっかに落ちたみたいだね…」
驚きはしたけど、雷は割と冷静でいられる。
(暗闇と幽霊の方がよっぽど怖いよね…)
辺りを見回して隣を見ると、青ざめたポッキーくんが切り株からずり落ちていて、そのまま地面にしゃがみ込んでしまった。
A「ポッキーくん、大丈夫？…もしかして、雷が苦手なの？…」
ポッキーくんが顔を上げて、引きつった笑みを浮かべている。
ポ「はは、そんなわけ＿＿＿」
言いかけた途中で、また大きな雷の音が鳴り響いた。
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カックン(プロフ) - 明けましておめでとうございます！今年も宜しくお願いします！ (2018年1月2日 0時) (
レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ポッキーさん、カッコいいですよねー！ (2018年1月1日 22時) (レス) id: ee1cdb76e9 (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 続きが気になります。ポッキーさんカッコいいですよね？このあとの展開がめちゃくちゃ気になります。俺ポッキーさんの実況好きなんで本当に楽しみです。更新頑張ってください (2018年1月1日 4時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - 全然大丈夫ですよ！気長に待ちます。(- -) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2017年11月2日 19時
