続き ページ7
先輩「それにさ、それ仕事?遊びでムービー撮ってるようにしか見えないんだけど。」
言われた瞬間、自分でも驚くほどに腹が立った。
A「遊びじゃないです!失礼なこと言わないでください!ポッキーくんに、謝ってください!」
怒りを込めた目で先輩を見上げ、私は肩を抱いてくる腕を振り払おうともがく。
けれど、先輩のがっしりした腕は私の肩に重くのしかかるばかりだった。
(もう、本当に嫌だ…!)
思わず泣きそうになっていると、ずっと黙っていたポッキーくんが近づいてきた。
ポ「ちょっと…!」
私の横に入った途端、ポッキーくんが先輩の腕を払いのけた。
A「…ポッキーくん…」
ポ「他人からどう見られようと、これが僕らの仕事なんで…邪魔しないでもらえますか。」
今まで聞いたことのない、静かだけど強い口調で言ったポッキーくんが私の手を掴む。
ポ「行こう?」
思いのほか力強く握ってくれるポッキーくんの手が温かくて、どこまでも心強い。
私は深く頷きを返して、ポッキーくんと一緒に歩き出す。
(ポッキーくんが、また助けてくれた…)
A「…あ、ありがとう…ポッキーくん…ポッキーくんがいてくれなかったら…私…」
ポ「…あー…実は、僕も結構ビビってたんだけどね…あの人、俺よりもでかいし…
それにさ、自分でもあの人に、あんなはっきり意見が言えるとは思ってなくってびっくりした…」
ポッキーくんが照れ笑いを浮かべて頭をかいた。
(さっきのポッキーくんは…本当にカッコよかった…)
A「ありがとう…」
私たちは呆然としている先輩と、はらはらしていた仲間たちを置いて山荘に向かった。
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カックン(プロフ) - 明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします! (2018年1月2日 0時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります!ポッキーさん、カッコいいですよねー! (2018年1月1日 22時) (レス) id: ee1cdb76e9 (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 続きが気になります。ポッキーさんカッコいいですよね?このあとの展開がめちゃくちゃ気になります。俺ポッキーさんの実況好きなんで本当に楽しみです。更新頑張ってください (2018年1月1日 4時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - 全然大丈夫ですよ!気長に待ちます。(- -) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ | 作成日時:2017年11月2日 19時