検索窓
今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:56,509 hit

続き ページ7

先輩「それにさ、それ仕事?遊びでムービー撮ってるようにしか見えないんだけど。」



言われた瞬間、自分でも驚くほどに腹が立った。




A「遊びじゃないです!失礼なこと言わないでください!ポッキーくんに、謝ってください!」





怒りを込めた目で先輩を見上げ、私は肩を抱いてくる腕を振り払おうともがく。



けれど、先輩のがっしりした腕は私の肩に重くのしかかるばかりだった。





(もう、本当に嫌だ…!)





思わず泣きそうになっていると、ずっと黙っていたポッキーくんが近づいてきた。





ポ「ちょっと…!」



私の横に入った途端、ポッキーくんが先輩の腕を払いのけた。



A「…ポッキーくん…」


ポ「他人からどう見られようと、これが僕らの仕事なんで…邪魔しないでもらえますか。」


今まで聞いたことのない、静かだけど強い口調で言ったポッキーくんが私の手を掴む。


ポ「行こう?」


思いのほか力強く握ってくれるポッキーくんの手が温かくて、どこまでも心強い。


私は深く頷きを返して、ポッキーくんと一緒に歩き出す。



(ポッキーくんが、また助けてくれた…)



A「…あ、ありがとう…ポッキーくん…ポッキーくんがいてくれなかったら…私…」


ポ「…あー…実は、僕も結構ビビってたんだけどね…あの人、俺よりもでかいし…
それにさ、自分でもあの人に、あんなはっきり意見が言えるとは思ってなくってびっくりした…」


ポッキーくんが照れ笑いを浮かべて頭をかいた。



(さっきのポッキーくんは…本当にカッコよかった…)



A「ありがとう…」




私たちは呆然としている先輩と、はらはらしていた仲間たちを置いて山荘に向かった。

第41話→←第40話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (34 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
設定タグ:ポッキー , YouTuber , Pockysweets   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

カックン(プロフ) - 明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします! (2018年1月2日 0時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります!ポッキーさん、カッコいいですよねー! (2018年1月1日 22時) (レス) id: ee1cdb76e9 (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 続きが気になります。ポッキーさんカッコいいですよね?このあとの展開がめちゃくちゃ気になります。俺ポッキーさんの実況好きなんで本当に楽しみです。更新頑張ってください (2018年1月1日 4時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - 全然大丈夫ですよ!気長に待ちます。(- -) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:チョコ | 作成日時:2017年11月2日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。