第40話 ページ6
いつも見ているはずの、ポッキーくんの背中がなぜだか広く感じた。
ポ「…誰、ですか」
？「A…俺だよ。」
A「…え？」
木々に覆われて暗くなった道に姿を現したのは、大学の映検サークルの先輩だった。
その後ろには、よく知っているサークルの仲間たちもいる。
ポ「あ…前にも会った。Aちゃんの大学の先輩…」
A「あ、うん…」
(買い物に付きまとわれていたのを、ポッキーくんに助けてもらったんだ…)
A「先輩もみんなも。どうして…ここに！？」
先輩たちと話し始めるとポッキーくんは気を遣ってくれたのか、私を背にかばっていた体を横に
避けた。
サークルの仲間たちと先輩が、話しやすい位置まで近づいてくる。
仲間「先輩が次の映画撮影の舞台は、この森が絶対いいって推すから、今日みんなで下見に
来たんだよ。」
先輩「サークルの研修旅行がこの近くであったから、近くの温泉に来たんだ、ついでにな。」
仲間「その温泉だって先輩のイチオシだって言って決まったんですけどね。」
(研修旅行か…先輩から誘われてたけど…ポッキーくんのアシスタントの仕事とかぶっちゃったから断ったんだった。)
誘われた時、参加できない理由をしつこく聞かれて私は先輩に行き先を伝えていた。
(行き先が同じって…偶然…？)
先輩「ちょうど会えたんだし、良かったら俺たちと一緒に回らない？」
A「いえ、今は仕事中で…」
先輩「最近、忙しいって言ってAがサークルに顔を出さないから、みんなも寂しがって
るんだよ」
以前よりはサークルに顔を出す時間がなくなっていたのは本当だった。
サークルのみんなに申し訳なく思っていると、先輩がいきなり肩に腕を回してきた。
A「…っ！…」
(嫌…だ…！いつも強引だし本当に嫌…だけど、お世話になった先輩だし…)
(あまり邪魔にするのも悪いし、みんなも見てるから強くは言えない…私がはっきりと言えないのも悪いのかな…)
私は嫌悪感で胸をいっぱいにしながら、先輩に抱かれている肩をすくめた。
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カックン(プロフ) - 明けましておめでとうございます！今年も宜しくお願いします！ (2018年1月2日 0時) (
レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ(プロフ) - ありがとうございます！頑張ります！ポッキーさん、カッコいいですよねー！ (2018年1月1日 22時) (レス) id: ee1cdb76e9 (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 続きが気になります。ポッキーさんカッコいいですよね？このあとの展開がめちゃくちゃ気になります。俺ポッキーさんの実況好きなんで本当に楽しみです。更新頑張ってください (2018年1月1日 4時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - 全然大丈夫ですよ！気長に待ちます。(- -) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ | 作成日時：2017年11月2日 19時
