第44話 ページ15
丸くなっているポッキーくんを見つめていた時、私はふと思い出した。
(そういえば、私も小さい時は雷が怖くて、音が聞こえるたびに泣いてたっけ…でも、いつの間にか怖く無くなって……そうだ!)
私はある事をひらめき、心の中でポンと手を打つ。
A「あのね、ポッキーくん…」
ポッキーくんは自分の膝に埋めていた顔を、ゆっくりと持ち上げる。
A「私はどうして雷が怖くないんだろうって考えてて思い出したんだけど…実は私も小さい時
雷がすごく苦手だったんだ…」
ポ「そうだったの…?」
A「雷がなるといつも泣いてて、その度にお母さんが私を抱きしめてくれたの。」
A「大丈夫だよって、それでお母さんの腕の中だとすごく安心できて…だんだん怖く無くなったんだ。」
ポッキーくんは真剣なまなざしで私の話に聞き入っている。
A「雷がなったら、昔してもらったお母さんの事を思い出して、自分を落ち着かせようとしてたの」
ポ「そしたらいつの間にか、雷がなってても怖く無くなった…とか?」
A「そう!」
懐かしく、温かい記憶に自然と笑みがこぼれた。
ポ「ふーん…」
ポッキーくんは何かを考えるようにした後、不意に私を見つめた。
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カックン(プロフ) - 明けましておめでとうございます!今年も宜しくお願いします! (2018年1月2日 0時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいこ(プロフ) - ありがとうございます!頑張ります!ポッキーさん、カッコいいですよねー! (2018年1月1日 22時) (レス) id: ee1cdb76e9 (このIDを非表示/違反報告)
retsuya-yuuta(プロフ) - 続きが気になります。ポッキーさんカッコいいですよね?このあとの展開がめちゃくちゃ気になります。俺ポッキーさんの実況好きなんで本当に楽しみです。更新頑張ってください (2018年1月1日 4時) (レス) id: f437c536c5 (このIDを非表示/違反報告)
カックン(プロフ) - 全然大丈夫ですよ!気長に待ちます。(- -) (2017年12月31日 20時) (レス) id: 036c537a3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ | 作成日時:2017年11月2日 19時