今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:2,611 hit
小｜中｜大
○ ﾄﾅﾘの 居眠り王子 ページ7
.
お昼。
中庭で弁当を食べている時も
「ねーねー、玉子焼き美味しそうだね」
「あげないよ」
「ぶー、けちだなぁ」
隣にはいつの間にか大野がいる。
そして、
「…」
いつの間にか
木陰でｽﾔｽﾔと寝てしまうのだった。
「…ｷﾚｰな顔」
整ってて
鼻高くて
唇赤くて
睫長くて
くっきり二重。
思わず見とれてると
「…Aちゃん、変態ー」
目の前には
口角をくい、と上げて
ぱちっと目を開いた大野。
「な、ななな、なんっ…」
「へへ、聞いちゃったもんねー」
「まっさか、狸寝入りか、お前 !」
「智だってばぁ」
なんて奴だ…
以後、寝ている(?)大野には
近づかないと心に決める。
「予鈴鳴ったよ、教室いこ」
「…言われなくても分かってる」
「次数学かぁー、寝ちゃうなぁー」
.
○ ﾄﾅﾘの 居眠り王子 _fin.→←○ ﾄﾅﾘの 居眠り王子
ラッキーアイテム
革ベルト
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：櫻木尚和 x他1人 | 作成日時：2012年10月22日 20時
