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▲ ﾄﾅﾘの 氷王子 _fin. ページ12
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ある日、こんな会話が
耳に入った。
�� 潤君ってよく見るとかっこいいよね ��
�� だよね、あたしも思ったー ! ��
遠ざかる女の子達を見ながら
ぼーっと立ち尽くす。
…なんでだろ
素直に「でしょ !」って思えなかった。
それどころか
気付かないでよ、って思った。
松本君はあたし一人のの物じゃないのに。
「ぉ、珍しいじゃん、今日ﾊﾞﾅﾅﾐﾙｸなんだ」
いつものように
図書館でいつもの席に座ってた。
あたりまえみたいに
私の隣に座る松本君。
「…ねーね、氷王子」
「何、急に」
「あたし以外の前では
ずっとこおっててよね」
「はぁー、?」
笑いながら恋愛小説を開く。
こんな松本君を知ってるのは
きっと世界で私だけ。
私だけ。
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：櫻木尚和 x他1人 | 作成日時：2012年10月22日 20時
