幸村妹の日常３

１２２話 ページ23

(ｶﾞｻｯ






跡「あ〜ん？ Aじゃねーか、なにしてんだ」




『っはああぁぁ、なんだ跡部さんか』



良かった






跡「こんな所に座ってるとすぐに捕まっちまうぞ」




『ですね〜』






跡「…なにかあったのか？」




勘が鋭い





『特に何も』





跡「はっ、俺様を誰だと思ってやがる」




跡「嘘だってバレバレだぜ」




『……ちょっとチーターになって全力で走ったから、体力が無くなって』



『疲れて動けないので休んでます』





跡「鬼がきたらアウトじゃねーか」



『はい』




跡「…諦めちまうのか？」








『まさか、逃げますよ 体力無くても頑張って足掻きます』




『幸い小柄なので、小回りがきくし、そこらたへんウロチョロして、運が良かったら撒けるので』






跡「動けないんじゃねーのか」




『あっ』




『……頑張ります』





跡「…仕方ねー、少しじっとしてろ」




『えっ…』





跡「よっ」




『わっっ！』




お姫さま抱っこ…!?

１２３話→←１２１話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す