脱出ゲームのコツはセーブをする事【赤葦京治】

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3-Aの教室を出て職員室を無事見つけた






思っていたとおり職員室には大量の鍵束があった








それに学校の地図まであった







まずは三階から調べようかな







誰かいたら儲けものだし、いなくてもほかの次元の人も全部鍵が空いている方が良いだろう







そう思って三階まで階段で登っていった






三階は他の階よりも沢山の死体が転がっていて正直後回しにしようかと思った







でももしかしたらこういう所に鍵とか鍵とか鍵とかあるかもしれない！







そう思い端にあるPC室から調べることにした







扉に手をかけた






まあどうせ鍵はかかってるんだろうけどね






ガラッ






「あ、開いた…」






扉の先は異様な光景だった







教室の半分が暗闇に包まれていてその暗闇に一人の男子が進んでいたからだ






「危ないっ！」






あの暗闇は絶対に行ってはならないところだ







そう脳が私に知らせている







その男子を思い切り引っ張って引き寄せた







フワフワの黒い髪の男子は顔色がすごく悪くて可哀想なくらい憔悴しきっていた







火事場の馬鹿力というのはすごくて物理的に無理なはずの男子を私はいとも容易くおんぶして走った







ここを離れなくちゃ






そう思って闇雲に走った







ﾋﾅﾊｺﾚﾃﾞｱｷﾗﾒﾅｲﾖ







ﾐﾝﾅﾋﾅﾉﾄﾓﾀﾞﾁﾆﾅﾙﾝﾀﾞｶﾗ







暗闇からそう呟く声すら聞こえなかった






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イエーイ、やっと主人公ちゃんと赤葦君合流〜

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