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「あ…」
いきなり開いた扉の先にはオレンジ色の髪をした男の子と金髪の女の子が居た
「日向!人だよ!」
「やっと人に会えたー!」
ワーイと喜ぶ二人
誰だろう…
怖いの半分安心半分でなんとも言えない気分になった
日向と呼ばれた男の子は女の子と一緒に教室に入ってきて私にこう言った
「い、生きてますよね?」
「一応…生きてるけど?」
いきなり意味深なことを言われて一瞬戸惑う
「あー、ほんと良かった!谷地さん以外にも生きてる人いて!」
…まるで死んだ人しか見なかったような言い方
「ねえ、教室の外ってもしかして死体とかある?」
率直に聞いてみると二人は苦虫を潰した様な顔をしてうなずいた
「俺達部活のポスター作るのにパソコンでデザイン見てたらおもしろそうなゲーム見つけてそれ開いた瞬間にここに来ちゃったんです…」
やっぱりあのゲーム開いた人みんなここに来ちゃうんだ…
一人で納得してたら谷地さんと呼ばれた女の子が顔を青くさせながら聞いてきた
「あ、あの…私達ゲームした時他に3人居たんです…知りませんか?」
私はまだここに来て数分しか経っていない
もちろん人に会ったのはこの子達が初めてだ
「ごめんね、私も君達が初めて会った人だから…」
そうですか、とこの世の終わりみたいな顔をする
もしかしてここ…相当危ない場所なのかな
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薬研@古橋 - 怖エエー!赤葦を助けたのは良いけど自〇しちゃって死んだけど知りたくないからそれをごまかして…見たいな感じであかーし死んじゃった…!? (2016年1月7日 14時) (レス) id: 8007669735 (このIDを非表示/違反報告)
腐苺(プロフ) - 狼狐さん» コメありがとうございます!私も自分で作ってて怖くなってしまう時があります(^^; (2015年11月22日 18時) (レス) id: 4d5ebacb3c (このIDを非表示/違反報告)
狼狐(プロフ) - すっごく面白いです!!何か読んでて怖くなってきた……明るい部屋にいてよかった〜 (2015年11月10日 19時) (レス) id: 2bb3a92db8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:腐苺 | 作成日時:2015年1月16日 23時