【嶋田誠】８年前の初恋【ハイキュー】

第十二話 ページ12

それから一週間が経ってとうとうAがアメリカへ行く日だ





それでも俺は仕事を黙々とこなす





今会ったらAを引き止めてしまうかもしれない





そう、自分で納得させていた





『まこちゃん！』




『私まこちゃんの事好きだったし…』





『まこちゃんが居てくれてよかった…』





嶋田「〜〜〜〜〜〜〜！！」





初恋ほど、辛いものは無い





確かにそうだ






今とても辛い…






Aに会いたい！






会いたい！






エプロンをとり、上着を羽織って店を飛び出した





成田空港だったら空港直通バスで数時間で着くはず！





と思ってバス停まで走ると次くるバスは2時間後





時計を見ると今は9時半…





Aが飛行機に乗るのが12時半…





どうすれば…！





文「あ、ここに居た！」





声の方を振り向くと全員車に乗っていた






滝ノ上「行くだろ？あいつの見送り」





内沢「早く乗れよ、時間無いんだし」





嶋田「あ、ありがと…」






文「いいってこと！さ、とばすよー！」





自称ゴールド免許の文の運転は荒い代わりに早く着く





お願いだ！間に合ってくれ！





高速道路に乗り、超高速で成田空港まで2時間半…






「「着いたっ！！」」






走って空港内を探す





時刻は12時16分…





間に合ってくれ…!!





そう思ったとき、人にぶつかってしまった





嶋田「すみません！…ってああ！」

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