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意地悪な幼なじみから? ページ37

朝から体調が優れなかったが、少し無理をして学校に来た。
案の定、授業中に気分が悪くなって途中で抜けて保健室へ駆け込んだ。
保健室の先生からとりあえず寝ておけと言われたので、私は身体を休ませていた。

(たしか一人だったはずなんだけど・・・)

しばらくして何か違和感を感じて私は目を覚ました。
そして横を見ると、

・・・・・何故か幼なじみが隣で寝ていた。

彼の名前は黒尾鉄朗。
もうかれこれ付き合いは10年以上になる。

「なんであんたがここにいるの?」

私は鉄朗のほっぺを思いっきりつねる。

「いってーーな!!A!何すんだよ!人がせっかく気持ちよく寝てんのに!」

「何って、女子高生が寝てるベッドに潜り込んで一緒に寝るなんてあんた何考えてんの?」

「なんだその言い方。俺変態じゃねぇか」

そう言われても、事実なのだから仕方がないのでは・・・。
昔から鉄朗はよく私のベッドに潜り込んできたけど、
それはもう昔の話。
今はもう高校生になって、さすがに意識するなと言われてもそれは無理だ。
・・・それがなおさら好きな人なら。

「鉄朗がどうして横で寝てたのかは知らないけど、もしも誰かに見られたらどうするの?」

鉄朗は身長も高くて運動も得意。おまけにかっこいいので女子生徒からは人気がある。
よく"幼なじみだからいいよね"と言われるが、
所詮、幼なじみ。

すると、鉄朗からは意外な言葉が返ってきた。

「別に見られてもいいんじゃねーの?」

鉄朗はサラリと答えた。

「は・・・・?」

「だってそうすりゃ、お前に近づく男はいなくなるだろ?」

そう言って鉄朗は私をギュッと抱きしめた。

「Aの隣は俺だけのって知ってたか?」

そして鉄朗は私にキスをした。

「ん・・・・・」

「Aだってその方がいいんじゃねぇの?お前嫉妬深いからなー」

鉄朗はニヤニヤしながら私を見る。

(・・・分かってるなら言わないでよ)

「おっ。その反応は図星だナ。可愛い反応いっただき〜」

そう言って鉄朗は私をベッドの上に押し倒した。

「ちょ・・・!」

「抵抗してもダーメ」


ちょっと変態で意地悪な幼なじみは、

これから、変態で意地悪な彼氏へと変わっていくみたいです・・・。


  fin.

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設定タグ:ハイキュー!! , 黒尾鉄朗 , クロ   
作品ジャンル:アニメ
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なつ(プロフ) - クロいいですねー!改めて好きになりました←(о´∀`о)ノ (2014年11月30日 0時) (レス) id: decb98b861 (このIDを非表示/違反報告)
ささまき - この小説がきっかけでクロをもっと好きになりました!!((( ありがとうございますw更新、頑張ってください! (2014年8月22日 20時) (レス) id: 895b719d61 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - もしもシリーズってハマトラっぽいですね (2014年8月4日 17時) (レス) id: f8235988eb (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 全部読ませて頂ました!すっごく面白かったです!!クロ先輩がかっこよかったです!!更新頑張ってください(*><*) (2014年8月4日 16時) (レス) id: 8bc070bb95 (このIDを非表示/違反報告)
シオ - クロ好きにはたまらないです!更新頑張ってください!! (2014年7月31日 10時) (レス) id: e535a87c0d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うさぎ。 | 作成日時:2014年7月12日 22時

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