願いごと ページ34
今日は学校も部活もお休みの貴重な日。
「鉄朗ー！！ここの神社、恋愛の神様がいるんだって！」
デートの途中、私はたまたまある神社を見つけた。そこに祀られている神様はなんと恋愛の神様だそうで、大勢の人で賑わっていた。
「恋愛の神様ぁ？うさんくせぇな…」
「ちょっと！そんなこと言わずに私たちも見に行こうよ！」
私は鉄朗の腕を引っ張って神社の中に入った。
神社の中に入ると、
カップルも大勢いたが中には家族連れで来ている人も多かった。
「………なんか家族で来てる人多いね」
「んー、ここは恋愛の神様と家庭円満の神様がいるらしいぞ」
鉄朗は神社のパンフレットを手にして、
真剣に読んでいた。
(うさんくせぇなとか言ってたのに…)
「………よし、俺達も参拝してくか」
「ほんと？！やった〜！」
私と鉄朗は長い行列に並び、
それぞれの願い事をした。
(鉄朗のそばにずっと一緒にいれますように。そして高3になって、キャプテンとしてバレー部で思う存分力をだせますように……)
「………よしっ」
「なぁ、A」
参拝を終えた後、
急に鉄朗が私を抱きしめた。
「………？！！ちょっと…！人が見てる！」
「………しばらくこのまま」
鉄朗は何を思ったのか分からないが、
私は鉄朗の背中に腕を回した。
(……あったかい)
寒い冬の時期。
鉄朗に抱きしめられることによって、
全く寒さは感じなかった。
「……これくらいでいいだろ」
鉄朗はそう言って、
私の手を引いて歩き出した。
「？？何が？ねぇ、鉄朗。私よく分からないんだけど」
「………急に抱きしめたくなっただけだよ」
そう言った鉄朗は、私の勘違いかもしれないけど顔が赤かったような気がする。
(……なんだろ？ま、いっか)
何故クロがあの時私を抱きしめたのか。
それが分かるのは、
まだまだ先のお話。
〜願いごとを心の中で唱えてこれからの人生を一緒に添い遂げたい人が隣にいるのなら、参拝後その人のことを想いながら抱きしめてあげてください。そうすると、2人はとても強い絆で結ばれ、幸せになれるでしょう〜
fin.
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なつ(プロフ) - クロいいですねー！改めて好きになりました←(о´∀`о)ノ (2014年11月30日 0時) (
レス) id: decb98b861 (このIDを非表示/違反報告)
ささまき - この小説がきっかけでクロをもっと好きになりました！！((( ありがとうございますw更新、頑張ってください！ (2014年8月22日 20時) (レス) id: 895b719d61 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - もしもシリーズってハマトラっぽいですね (2014年8月4日 17時) (レス) id: f8235988eb (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 全部読ませて頂ました！すっごく面白かったです！！クロ先輩がかっこよかったです！！更新頑張ってください(*><*) (2014年8月4日 16時) (レス) id: 8bc070bb95 (このIDを非表示/違反報告)
シオ - クロ好きにはたまらないです！更新頑張ってください！！ (2014年7月31日 10時) (レス) id: e535a87c0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ。 | 作成日時：2014年7月12日 22時
