意外な一面 part2 ページ22
「……もう……疲れた……鉄朗……走るの速すぎ……」
あのまま立ち止まることなく、
全速力で走ってお化け屋敷を出た。
「A、怖いの大丈夫って知らなかったわ……。あー……怖かった」
「怖いのは好きじゃないけど、鉄朗見てたら面白くて…。怖いの吹っ飛んじゃった。私は鉄朗がビビりだって知らなかった」
2人で顔を見合わせ、笑い合う。
さっきまで怖かったはずなのに、
なぜか今は全く怖くない。
(鉄朗がビビりすぎて、お化け役の人が遠慮していたのは黙っておこう)
にしても、何故私を誘ったのだろうか。お化け屋敷なら男友達と行く方が楽しいと思う。
「……ねぇ、鉄朗。なんでお化け屋敷に私を誘ったの？男友達と行くほうが盛り上がったんじゃない？」
私は鉄朗に尋ねる。
すると鉄朗から返ってきた言葉は意外なものだった。
「……お化け屋敷はAに会うための口実だよ。だいぶかっこ悪いところ見せちまったけど」
私の目が点になる。
……私に会うための口実？
鉄朗は話を続ける。
「……俺、ずっとAに言いたいことがあってよ」
鉄朗が私を見る。
いつもより真剣な顔をしている鉄朗。
「……言いたいことって？」
そして鉄朗はこう言った。
「俺、Aが好きだ」
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なつ(プロフ) - クロいいですねー！改めて好きになりました←(о´∀`о)ノ (2014年11月30日 0時) (
レス) id: decb98b861 (このIDを非表示/違反報告)
ささまき - この小説がきっかけでクロをもっと好きになりました！！((( ありがとうございますw更新、頑張ってください！ (2014年8月22日 20時) (レス) id: 895b719d61 (このIDを非表示/違反報告)
蓮(プロフ) - もしもシリーズってハマトラっぽいですね (2014年8月4日 17時) (レス) id: f8235988eb (このIDを非表示/違反報告)
セシル(プロフ) - 全部読ませて頂ました！すっごく面白かったです！！クロ先輩がかっこよかったです！！更新頑張ってください(*><*) (2014年8月4日 16時) (レス) id: 8bc070bb95 (このIDを非表示/違反報告)
シオ - クロ好きにはたまらないです！更新頑張ってください！！ (2014年7月31日 10時) (レス) id: e535a87c0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさぎ。 | 作成日時：2014年7月12日 22時
